2005年入社 F.K
入社の経緯
思わずのめりこんでしまうワクワク感
大学卒業後、一年ほど教育機関で働いていたのですが、退職のタイミングで友人から自動車のフィールドワークのアルバイトに誘われました。これがイプソスとの出会いでした。専攻は哲学だったので、マーケティングリサーチのマの字も知らない私でしたが、このフィールドワークはとても楽しかったんです。自動車業界ならではの大会場を贅沢に使ったクリニック調査はワクワク感に満ちあふれていて、それまで車に興味がなくて免許さえ持っていなかった私も、思わず免許を取りに行ってしまったほどですから。
また、アルバイトスタッフという立場であったにも関わらず、どんどん私に仕事を任せてくれました。そんなイプソスの「任せる社風」はとても居心地が良かったこともあって、契約社員の話をもらうと迷わず飛びつき、さらにその後2005年に正社員に登用されました。こうしてマーケティングリサーチの世界にのめり込んでいったわけです。
現在の仕事とやりがい
同じゴールを共有し、導くコミュニケーション
正社員になってから現在に至るまで、主に「定性調査」のモニターのリクルートの仕事を担当しています。プロジェクトが立ち上がると、その要件に基づいたモニター対象者を集めることになります。といっても私自身が探しにいくわけではなく、登録モニターを抱えている業者に依頼して、見積もりを取り、その上で条件に合う方を紹介してもらうという流れが主です。
その「条件に合う」というのが、このリクルートの仕事の肝で、「あるお茶を週に○回以上飲んでいる方」といった多数に当てはまりそうなものから、「化粧品Aと化粧品Bの両方を使っている○歳から○歳の間の、○○地域で働く女性」といったかなり絞り込まれたものまであって、それによって難易度が大きく変わります。
難しいものになってくると、モニターが規定の人数見込めない場合もあります。そんな時は、きちんとクライアントの課題と突き合わせて条件を再考するといった提案が求められます。タイムスパンも決して長くはないので、クライアント、担当リサーチャー、モニター業者、みんなが同じゴールを目指していけるよう、コミュニケーションを密に重ね、時には先回りして導いていくことが仕事の秘訣です。仕事が目論見通り進み、クライアントや担当リサーチャーがモニターから良いインサイトを引き出せた時が、この仕事の醍醐味かもしれません。
最近は、「定性調査」でイメージされる、円卓を囲むインタビューにとどまらず、イプソスのドラッグストアを摸した部屋でシミュレーションしてもらったり、実際にモニターのお宅を訪問させてもらったり、モニターの買い物に同行したりと、どんどんシチュエーションのリアリティが増してきています。そんな風に日々進化していく手法を経験していけるのもこの仕事のおもしろさと言えます。
イプソスで働くということ
ベストな解を導き続ける挑戦しがいのある毎日
オペレーションの部署には、私が現在所属している「定性調査」のリクルートチーム以外にも、「定性調査」実施時のアテンドなどを担当するチーム、私自身アルバイト時代に手がけた定量調査のフィールドワークのチームや、オンラインのアンケートを実施するチームがあります。一口にオペレーションと言っても、いろいろな働き方があるんです。
定量調査のフィールドワークチームは、会場の確保・準備から始まり、何百人ものモニターをコントロールし、紙に記入してもらったり、PC・タブレットで入力してもらったりした後、データを納品するまでを担当します。食品や飲料の調査の場合、温度管理が大切です。時間帯や人口密度で温度が変わってきてしまうと、それが試食や試飲の印象に影響するんですね。それは正しい調査結果とは言えないわけで、細心の注意が求められるのです。
オンラインのアンケートチームは、イプソスが自社で持っているモニターリストに対して、アンケート入力フォームを設定後、回答を打診し、インターネットを介した調査を実施します。必要に応じて外部業者のモニターリストを連携させたり、回答に応じて追加でアンケートを投げかけたり、モバイル端末のアプリケーションをインストールしてもらって追調査をかけたりと、即時性や双方向性など、オンラインの特性を生かした柔軟な対応を行っています。
これら共通して、オペレーションのミッションは、いかにクライアントやリサーチャーのリクエストに応え、ベストな解を導いていくかだと思っています。毎日新しいお題をいただいている感じではありますが、だからこそ挑戦しがいがあるし、成長を感じるのです。
応募者へのメッセージ
変化を恐れず挑戦を楽しもう
市場は生き物みたいなもので、時代とともにどんどん変わっていきます。それに合わせてクライアントの知りたいことも求めることも変わるので、マーケティングリサーチの仕事も変わっていくのです。そんな変化を恐れることなく、受け入れられるなら、きっとこの仕事は向いているでしょうし、エキサイティングなチャレンジを楽しめるはずです。