2020年入社 K.K
プロフィール
大学では薬学部に所属し、薬剤師の国家資格を取得。卒業後は外資系の製薬会社に入社し、MRとして7年近く勤務する。2020年4月、イプソス株式会社に入社し、ヘルスケアのサービスラインに配属。リサーチャーとしての経験を積み、現在はシニアリサーチマネージャーとしてチームのマネージメント業務を行っている。
リサーチを通して物事が明らかになり、クライアントのビジネスに貢献ができる
グローバルな目線や環境で価値貢献ができることに魅力を感じた
— 入社したきっかけを教えてください。
大学時代は薬学について学んでおり、卒業後は外資系の製薬会社に入社しました。MRとして医師に接していくなかで、製薬会社による情報提供の内容が、医師が本当に必要としているニーズと合っていないのではないかという課題を感じるようになりました。そんな中、エージェントの方からリサーチャーという職業を教えていただき、ニーズを的確に捉えた情報提供活動ができるように支援したいという思いが強くなったタイミングで、リサーチャーに転職することを決めました。
リサーチ会社の中でイプソスを選んだ理由は、ヘルスケア以外にも消費財など、様々な分野を専門にしたチームがあり、世界各国に拠点があることです。グローバルな目線で、様々な新しいリサーチ手法も開発しているので、そのような環境の中でクライアントに価値貢献ができるというところに魅力を感じました。
より多くの患者さんに薬を届けるため、調査を通してニーズを明らかにする
— 現在の業務内容を教えてください。
主に製薬会社のマーケティング部門の方々とお仕事をさせてもらっています。例えば、製薬会社で新しい薬剤を発売することになったとき、リサーチを通して、その薬剤をより多くの患者さんに届けるためのお手伝いをしています。医師や患者さんを対象としたアンケート調査やインタビューをすることにより、「そもそもどういうニーズがあるのか」「どのような情報提供を行えばきちんと伝わるのか」を明らかにしていきます。
業務内容としては、メンバーが作成した調査票やレポートのチェック、進捗の確認といったコミュニケーションが中心です。クライアントから依頼があった際には、企画書作成やミーティングを行い、医師や患者さん向けのアンケート作成やインタビューの対応を行い、その結果をまとめたレポート作成、データの確認や分析などを行っていきます。
現在、ヘルスケアには40名程が在籍しており、さらにそこから複数のチームに分かれています。私はその中でチームマネージャーをさせてもらっているのですが、メンバーの年齢や経験値も様々で、リサーチ業界にずっといた人はもちろん、医療業界から転職した人や新卒のメンバーもいます。現在、オンラインとオフラインを併用したハイブリッドな働き方をしているため、出社するタイミングを合わせてオフラインでのミーティングを入れるなど、メリハリのあるコミュニケーションを意識しています。
リサーチを通してクライアントのビジネスに貢献ができる
— どのようなところにやりがいを感じますか。
やはりクライアントのビジネスがリサーチを通じてうまくいったときですね。リサーチすることで物事が明らかになり、そのデータベースから得たアプローチを通して成果が出て喜んでいただける。リサーチャーになってから、データファクトの力というのをすごく実感していますし、これからも貢献していきたいと思っています。
前職のMR時代も医師と向き合ってきたのですが、リサーチャーになってからはより多くの医師と接する機会が増えました。様々なニーズを持っている方がいるということを実感しているからこそ、製薬会社からの情報提供についてはすごく難しいと感じています。しかし同時に、ニーズを明確にして情報提供のお手伝いができる今の仕事に、非常にやりがいを感じています。
また、マネージャーとしては、クライアントにしっかりと価値が出せるよう、メンバーにはたくさんの経験を積んで欲しいなと思っています。あとは個人がどう成長したいのかを一緒に探しつつ、そこに向けて一歩一歩取り組んでいけるようサポートしたいと思っています。リサーチャー自体はおもしろい職種ですが、どうしても日々の忙しさから面白みを感じられない時期が出てきてしまうと思います。しかしそういったときでも、この仕事の面白さを伝えていきたいです。
クライアントのニーズに対応できるようなチームづくりに取り組んでいきたい
— 今後の目標について教えてください。
クライアントへの貢献という部分についてはもちろん、チームづくりの部分にも力を入れていきたいと考えています。製薬業界においても、ファクトベースのアプローチが急速に進んでいっています。我々もそのニーズにしっかりと応えられるよう、チームづくりに取り組んでいきたいと思います。
— 学生さんへのメッセージをお願いします。
リサーチャーという仕事は、データを通じて様々な発見ができる面白い仕事です。さらに、その発見がクライアントに喜んでもらえることにも繋がります。数字などのデータを見るのが好きな方や、心理学など人の気持ちに興味のある方はこの業界に向いていると思うので、ぜひリサーチの世界に挑戦していただきたいです。