非小細胞肺癌一次治療における免疫チェックポイント阻害薬による治療の地域的導入と適用に関するケーススタディ
Ipsosとメディカル・データ・ビジョン株式会社(MDV)は、来る2024年3月13日(水曜日)に、共催無料Webセミナー【非小細胞肺癌一次治療における免疫チェックポイント阻害薬による治療の地域的導入と適用に関するリアルワールドエビデンス(RWE)に基づくケーススタディ】を開催する運びとなりました。
非小細胞肺癌(NSCLC)一次治療における免疫チェックポイント阻害薬による治療は、2016年12月に適応を取得した(発売は2017年2月)TPS 50%以上に対するペムブロリズマブ単剤療法を皮切りに、プラチナ併用化学療法+PD-1/PD-L1阻害剤の併用療法、プラチナ併用化学療法+PD-1/PD-L1阻害剤+CTLA-4阻害剤の併用療法、そしてPD-1/PD-L1阻害剤+CTLA-4阻害剤のchemo-freeレジメンが相次いで承認されました。これらの治療は、2024年2月現在、国内のNSCLC一次治療に広く浸透したと言われております。
がん医療における地域格差が問題視され、厚生労働省に「がん医療水準均てん化の推進に関する検討会」が設置された2004年から今年で丸20年経過しました。全国どこでも、都会も郊外も問わず、免疫チェックポイント阻害薬によるNSCLC一次治療の普及が実現したのか? MDV社が保有する40,000症例以上のNSCLC薬物治療症例(2020年以降)から抽出された一次治療データの分析結果を中心として、さらにIpsosがん治療モニターで補強した分析結果を加えて、当分析を担当したIpsosリサーチャーが本セミナーで詳しくご紹介します。
主なテーマ
- 都市と地方、東日本と西日本など、地域間のレジメン導入スピードの違い
- 年齢・性別分布の地域差が、各地域のレジメンシェアに与える影響
- 施設タイプ別のシェア差(がん診療連携拠点病院 vs. 非拠点病院など)
- Ipsosがん治療モニターの分析結果を加えた活用方法
- Q&Aセッション
講演者 :
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知本 伸也, リサーチディレクター
イプソスヘルスケアジャパンリミテッド シンジケート調査部 オンコロジー