読者の測定
新聞、雑誌、オンラインコンテンツを配信する出版社が、異なるタイトルやプラットフォーム間における読者の規模、構成、動向を把握するための支援を行っています。このデータは、魅力的なコンテンツでいかに読者数を最大限に増やすか、また価値の高い読者に対して特定のコンテンツをどのようにプロモーションするかといったことの判断材料として活用されます。さらに、このデータは、マーケティング担当者、メディアエージェンシー、媒体社間の広告在庫の取引にも活用されています。
イプソスは、世界40カ国以上で新聞や雑誌の読者を調査するために様々な方法を採用しており、これは他のどの企業よりも多い数です。通常、一般的な成人から代表サンプルを抽出します(対面、電話、オンライン)。
全国調査で把握できないような小規模な読者層に対しては、発行部数と国勢調査のデータを基に、独自のモデリング手法を開発し、さらに別のインプットも行っています。これにより、小規模な新聞の読者数さえも確実に推定することができます。
出版社のプラットフォーム全体(印刷物、オンライン、モバイル、オーディオの読者を含む)の読者に関する情報を収集するため、回答者に新聞や雑誌のコンテンツにアクセスするために使用しているデバイスにソフトウェアをインストールしてもらうという革新的な方法を開発しました。
これにより、回答者が出版社のウェブサイトやアプリにいつ、どれくらいの頻度でアクセスしているかを特定することができ、また、回答者がどの印刷物を読んでいるかも事前に把握することができました。プラットフォーム間のオーディエンスの重複を理解することで、ブランド全体のリーチを予測することができます。
読者調査は、主に対面式のプロバビリティベースの方法で実施されており、質の高いデータを提供していますが、多くの場合、かなりのコストがかかっています。イプソスは、デジタルデータ収集方法を導入し、対面式が提供する精度を維持しながら、調査コストを抑えています。さらに、読者調査をより広範なクロスメディアサービスに統合し、出版社に360°のビューを提供しています。