2017年9月に、イプソス基金は、ウガンダのSINCEに対して賞を授与することを決定しました。これにより、ウガンダのブソロ郡 とハキバレ郡の女子学生の「月経と衛生についての知識向上プロジェクト」に対し、資金提供が可能となりました。このプロジェクトでは、合わせて603人の女性・少女に対し、RUMPS(再利用可能な生理用ナプキン)作成のトレーニングを行ってきました。
ブソロ郡にあるキクナ村に住むカズーバさんは、彼女自身と4人の娘が使う生理用ナプキンを買う余裕がなかったために、娘たちが学校で使用できるものを手に入れられず、学校を休まなければならなかったというエピソードを語っています。カズーバさんにとって、RUMPSプロジェクトはまさに「神の贈り物」でした。このプロジェクトがあったおかげで、彼女の娘たちに生理用ナプキンの作り方を教えることができ、娘たちは学校に出席し続けることができたのです。カズーバさんはプロジェクトでの経験を積み、今ではキクナ村でプログラムを実施するリーダーに選ばれています。