世界が懸念していること - 2020年10月

世界では10人に6人以上が、自国の状況は間違っていると述べており、コロナウイルスが依然として世界最大の懸念です。

イプソスの「世界が懸念していること調査(What Worries the World surve)」は、世界27カ国で最も重要な社会的・政治的問題に関する世論を10年にわたり追跡しています。

October’s results show that people worldwide continue to say Coronavirus is one of the main problems facing their country today. A total of 44% select this issue, placing it in first spot once again. Meanwhile, unemployment is second with 38%. 10月の調査結果では、世界の人々は「コロナウイルス」が今日自国が直面している主要な問題の一つであると継続して考えていることを示しています。44%がこの問題を選択し、今月も懸念事項の第一位になりました。一方「失業」は38%で第2位となりました。

第1位 新型コロナウイルス (44%)

Malaysia’s 19-point increase in concern about Coronavirus since last month makes this the nation currently most worried about COVID-19 (77% select this issue). We also see an increase in Great Britain (+5), now the second most concerned while Spain is in third with 60%. マレーシアでは、先月からコロナウイルスに対する懸念が19ポイント上昇し、調査対象国中最も新型コロナウイルスについて懸念を抱いている国となりました(77%がこの問題を選択)。イギリスは5ポイント増加しており第2位、スペインは60%で第3位です。

第2位 失業 (38%)

今回の調査での失業に対する懸念の高さは、コロナウイルスの大流行による経済への影響を反映しています。前月と同様に、南アフリカが失業について最も懸念している国で、62%がこれを選択しました。次いでイタリア (60%) 、そのあとに韓国 (59%) 、スペイン(同じく59%)が続きます。一方、ドイツで雇用に懸念を抱いているのは13%に止まりました。

第3位 貧困/社会的不平等 (30%)

ロシア(55%)は、貧困/社会的不平等に対して最も懸念を抱いている国です。チリとハンガリー(いずれも44%)で、トップ3となっています。

4位はメキシコで、先月より5ポイントもで懸念が増えました。

第4位 金融/政治的腐敗 (27%)

南アフリカ(62%)は、金融/政治の腐敗に対する懸念が最も高い国です。今回の調査結果ではチリ (+5) 、マレーシア (+4) 、ペルー (+4)で先月と比較してこの問題に対する懸念が高まっています。

第5位 犯罪と暴力 (26%)

世界ではこの懸念が5位にランクされていますが、4人に1人以上がこれを3大懸念事項に挙げています。

先月と比較して10ポイント上昇した南アフリカ (62%) は、現在最もこの問題を懸念している国です。スウェーデンは62%から59%に下がりました。インド (+6) 、イタリア (+6) 、ペルー (+4) も先月から著しい増加がありました。

自国の方向性

Across the 27 nations, more than six in ten (63%) on average – and a majority in 24 countries – say that things in their country are on the wrong track.

The countries where this sentiment is highest in October 2020 include South Africa (82%), France (79%), Spain (76%) and Belgium (76%).

調査対象の27カ国の63%の人々が自国の方向性が間違っていると回答しています。27カ国中、24カ国で過半数を超える人々がそう回答しました。

2020年10月にこの割合が最も高かった国は、南アフリカ (82%) 、次いでフランス (79%) 、スペイン (76%) 、ベルギー (76%) です。

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