2017年:大きな期待かひどい苦境か
新しい年に対して楽観していますか?イプソス・グローバルアドバイザー(Global @dvisor)では、世界25カ国の人々に2017年の見通しを伺ってみました。
2016年を振り返る
25カ国の調査対象者の半数(51%)は、「2016年は自身とその家族にとって悪い年だった」という意見に賛同した。悪い年と回答した対象者が多かったのは、ブラジル(67%)、南アフリカ(63%)、トルコ(61%)、チリ(61%)、アルゼンチン(59%)、イタリア(57%)。一方、少なかったのは中国(35%)、日本(38%)、スウェーデン(38%)、英国(43%)、コロンビア(44%)、ポーランド(44%)、ペルー(45%)であった。
2017年には楽観的
対象の25カ国では2017年は昨年よりも良い年になる、と楽観視しているようだ。最も楽観的でないのは、フランス(52%)と日本(54%)であった。
将来の経済的見通し
経済的観点では、25カ国の対象者のうち約半数(54%)が2017年は昨年よりもより強い経済が見込めると考えている。ヨーロッパの人々は悲観的な傾向で、「経済は強くなる」という意見に賛同したのはフランスでは28%、ベルギーでは32%にとどまった。一方インドでは85%、中国では82%が「経済は強くなる」という意見に賛同しており、自国の経済の成長に大きな期待を持っている。
2017年の希望
- 2017年、世界の人々の多く(41%)は、自身の経済状況を向上させたいと考えている
- 5人に1人(20%)は、今年、健康を増進したいと考えている
- 25カ国の対象者の18%は、今年、より多くの時間を友人や家族と過ごしたいと考えている
- 2017年、海外旅行をしたいと考えているのは14%のみである
調査概要
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調査時期
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2016年11月25日~12月9日 |
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調査対象者
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18~64歳男女(アメリカ/カナダのみ16歳~64歳男女) |
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調査対象国
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25カ国(アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、フランス、イギリス、ドイツ、ハンガリー、インド、イタリア、日本、メキシコ、ペルー、ポーランド、ロシア、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、アメリカ) |
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サンプルサイズ
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18,062人(各国1000人/アルゼンチン、ベルギー、チリ、コロンビア、ハンガリー、インド、メキシコ、ペルー、ポーランド、ロシア、南アフリカ、韓国、スウェーデン、トルコでは各国500人) |
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調査方法
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イプソスオンラインパネルを利用したオンライン調査 |
この調査のレポート(英語のみ)は、こちらからダウンロードしていただけます。