アクサ『フューチャーリスクレポート2026』
アクサは、イプソスと共同で、 アクサ『フューチャーリスクレポート』第13版を発行しました。このレポートでは、毎年、世界中の数千人の専門家や一般市民を対象に、新たなリスクに対する認識の変化を分析しています。
2026年版は転換点となります。アクサ『フューチャーリスクレポート』の発刊以来初めて、人工知能(AI)とビッグデータに関連するリスクが、気候変動を上回り、専門家によるリスクランキングで首位となりました。2025年版では、AIは4位でした。
この増加は、人工知能が経済や社会を急速に変革している実態と、その影響をめぐる不確実性を反映しています。AIを最大のリスクの一つに挙げている専門家のうち、 54%がAIを急速に台頭するリスクと見なしている一方で、公的機関がこれに対処する準備が十分に整っていると考えているのはわずか9%にとどまっています。この割合はヨーロッパでは3%にまで低下しています。
それでもなお、気候変動は依然として大きな懸念事項となっています。気候変動は、一般市民にとってリスク第一位であり続けており、あらゆる年齢層でトップを占めています。一方、 AIは一般市民の間で2位に浮上しました。2025年は7位でした。

人口動態の変化:新たな保護経済の到来を見据えて
またこのレポートでは、人口動態の傾向が、社会が対応すべきニーズを徐々に変容させていることも強調されています。出生率の低下、高齢化、平均寿命の延伸、そして家族構成の変化などが挙げられます。こうした状況下で、保障に関するニーズも変化しつつあります。
保険会社にとって、こうした変化は人々の生涯にわたる保障のあり方を再考することを求めています。家族のライフステージの変化、健康や自立能力の喪失、貯蓄、退職、資産の継承を支援すると同時に、ますます多様化する人生の歩みをたどる人々にとっても、保険ソリューションが引き続き利用しやすいものであることを確保する必要があります。
「保護」から「予防」へ
専門家や一般市民の95%は、自分たちが最も懸念しているリスクは、予防措置を講じることで少なくとも部分的には防ぐことができると考えています。また、一般市民の大多数は、リスクへの曝露を減らすような行動をとる用意があると答えています。
この期待は、保険業界に直接関係するものです。一般市民の68%は、新たなリスクから社会を守る上で、保険会社が重要な役割を果たすべきだと考えています。
リスクの変容が加速し、相互の関連性がますます強まる中、保険会社にとっての課題は二つあります。すなわち、リスクが現実化した際には引き続き保障を提供しつつ、リスクの予測と軽減により積極的に貢献することです。
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過去13年間、アクサ『フューチャーリスクレポート』は、今後5年から10年の間に社会を変革する可能性のある主要な新興リスクを分析してきました。
2026年版は、イプソスが62の国と地域の専門家4,345人と、19か国の一般市民を代表する24,000人を対象に実施した調査に基づいています。調査対象者は、社会に与える潜在的な影響に基づいて、20の主要なリスクをランク付けしました。
インタラクティブなツールであるリスクレーダーを使用すると、リスクを視覚的に確認したり、専門家と一般市民の認識を比較したり、ランキングの推移を時系列や地域・世代ごとに追跡したりすることができます。
主な調査結果
46%
の一般市民が、気候変動、治安の悪化、健康上の脅威といった新たなリスクを理由に、移住を検討しています。
87%
18歳から35歳までの87%が、強力な予防措置を講じれば、自分たちが最も懸念しているリスクを軽減できると考えています。
46%
の一般市民が、若い世代の生活の質は自分たちよりも低くなると考えています。