グローバル・インフラ・インデックス - 2017年9月
イプソスが実施した、2017グローバル・インフラ・インデックス(2017 Global Infrastructure Index)によれば、3割(37%)は自国のインフラに満足していますが、地域によって差があることがわかりました。中南米では35%、アジアパシフィックは43%でした。また国別では、サウジアラビアでは65%が満足していると回答、イタリア(15%)の4倍以上でした。
世界では、3割(37%)が自国のインフラストラクチャに満足していますが、地域によって差が見られ、中南米では35%、アジアパシフィック地域では43%でした。国別に見ると、サウジアラビアでは65%、イタリアでは15%でした。
10種類のインフラに関する項目の中で、最も評価が低いのは洪水防御と原子力発電、評価が高いのは空港でした。
投資の世界的な最優先事項は、上水道と下水道(特に中南米の優先事項)で、洪水防御、地方道路ネットワーク、発電インフラが続きます。
| % 投資の 優先順位 |
全体 | 北米 | 中南米 | ヨーロッパ | アジア パシフィック |
|---|---|---|---|---|---|
| 上水道と下水道 | 44 | 44 | 63 | 31 | 40 |
| 洪水防御 | 41 | 35 | 59 | 35 | 36 |
| 地方道路 ネットワーク |
40 | 42 | 34 | 44 | 43 |
| 発電インフラ | 40 | 40 | 44 | 37 | 38 |
| 高速道路/ 主要道路網 |
37 | 41 | 42 | 37 | 36 |
| 新しい 住宅供給 |
37 | 25 | 44 | 33 | 39 |
| 鉄道インフラ | 36 | 25 | 37 | 39 | 32 |
| 高速ブロード バンド |
29 | 24 | 31 | 28 | 27 |
| 原子力インフラ | 16 | 20 | 17 | 11 | 18 |
| 空港 | 16 | 17 | 21 | 10 | 16 |
ベース:全体(21,043)、北米(2,003)、中南米(4,006)、ヨーロッパ(7,531)、アジアパシフィック(6,003)。
「自国のインフラのために、国として十分な努力ができていない」と考える人は全体の56%でした。この質問では国により大きな差が出ており、南アフリカでは80%、日本ではわずか23%でした。
移動手段については、過去6ヶ月間に最も利用されたものは自動車で、次いでバスという結果でした。自転車での移動は25%でした。
これもまた、国によって大きな違いがあります。例えば、オーストラリア人は自動車で移動(77%)が最も高く、ロシア人はバス(77%)、韓国人は地下鉄(61%)、中国は自転車(47%)でした。日本で最も高い割合だったのは列車による移動(41%)でした。