自主調査レポート：女性の約9割が健康上のお悩みを経験！リアルな声からフェムケア・フェムテック分野への示唆を探る
調査結果のサマリー
- 「フェムケア」「フェムテック」の認知度は約3割。
- 一方で、女性特有の健康上のお悩みは約9割が経験あり。
- お悩みに対して何かしらの製品等を利用して対策している人は半数。中でも、フェムケア・フェムテックの利用は生理周期・体調管理のアプリが中心となっており、あらゆるお悩みの対策として「フェムケア」「フェムテック」製品の利活用が十分に進んでいるとはいえない。製品等を使わずに対策している人は1割、対策していない人は4割。
- 女性特有の健康上のお悩みは、その特性上ふだんから話題にしづらい。そのため、知り合いには頼らずに何とかしたい気持ちから、人知れずお悩みを抱えている状況がうかがえた。
調査結果（一部抜粋）
■「フェムケア」「フェムテック」という単語を知っているか（SA）
「フェムケア」「フェムテック」の認知者は28%、うち「とてもよく知っている」は2％でした。「あまりよく知らない」「「全く知らない」をあわせると6割を超えています。
「フェムケア」「フェムテック」について理解している内容について尋ねたところ、正確・具体的に理解できている人はわずかにとどまっています。大半の女性にとっては、よく分からないゆえになんとなく敷居が高く、他人事に感じられているようです。
■女性の「心身や健康」について、現在／今までに悩んだり困ったりしたこと（MA）／女性の「心身や健康」について、興味がある分野（MA）
現在/今までに経験したお悩み・困りごとについて複数回答で尋ねたところ、88%が何らかのお悩みの経験ありと回答しました。お悩み・困りごとの経験者が多い順に、「生理（月経）」「ホルモンバランス」「更年期」「妊娠・出産」「婦人系疾患」となりました。「その他」も11%見られました。
お悩みは、その種類や、年代によって異なる傾向が見られました。また、お悩みへの対処法についてのニーズも、お悩みの種類ごとに異なる様子が見られました。詳細な結果は、レポートの中でご覧いただけます。
レポートダウンロード
イプソスでは、オンライン上で収集した回答をもとに、定性的な分析および量的な傾向把握を行いました。
レポートの中では、実際の女性のリアルな声を取り上げながら、お悩み種類別の実態や年代別で見られた違いなど、消費者のリアルな声から見えてきた実態やニーズをさらに詳しく明らかにしています。
また、「フェムケア」「フェムテック」分野の今後の市場拡大を見据えて、今後取りうるビジネスアクションの示唆も含めています。
本自主調査レポートは、無料でダウンロードいただけますので、是非ご活用ください。
調査概要
Ipsos独自ソリューション - シンジケートコミュニティ「イプソスコミュニティ VOICE」を用いた自主調査
・ 手法：オンラインコミュニティ
・ 地域：全国
・ 期間：2023年10月20日 - 2023年11月1日
・ 対象者条件：16～69歳女性（「女性の健康」について知りたいことやお悩み・困っていることがある人が中心）
・ サンプルサイズ：300s配信（うち完答者 203s＝分析対象）
・ 設問ボリューム：5問（回答所要時間 10～15分）
イプソスコミュニティ VOICE とは
従来の定量・定性の枠を超えた新しいリサーチを、クイックに＆低予算で体験いただける、イプソス独自のシンジケートソリューションです。SNS型のウェブサイト上に消費者を集め、様々な質問・刺激への反応から、消費者インサイトをあぶりだすための調査手法である「オンラインコミュニティ」という手法を用いています。
メンバーとしては、16歳～74歳の男女 約11,000名が参加しています。
オールインクルーシブなサービスですので、調査課題に基づく設計から分析までご対応させていただきます。
コミュニティのトライアルはもちろんのこと、クイックな定性・定量調査や、プロジェクトを立ち上げるほどではない「ちょっと聞いてみたい」ニーズなどにお答えする場としても活用いただけます。
また、弊社の他のリサーチ手法との組み合わせも可能です。
ご興味をお持ちいただけましたら、詳細をダウンロードしてご覧ください！
