ロシアの富裕層:活発な消費者とトレンドセッターの一人二役
ブランドと価格セグメントを組み合わせる
贅沢さを示す行動は否定され、それを自由に表現する傾向さえも非難されます:
- “モノ”のクオリティ、ナチュラルさ、機能性の価値が前面に出てきています
- 「お手頃価格の贅沢」や「お買い得なプレミアム」の方向性に進んでいます
- 注目は個人そのもの。その人が消費する“モノ”ではなく、個人に価値を見出しています
環境問題や倫理問題で、ブランドは責任ある行動をとるように期待されている
自身を変える準備は万端。とは言っても、以下のような組織・個人の社会的行動が活発化し、積極性が増すのも待ち望んでいます:
- まず、商品製造業者・サービス供給業者
- 次に、小売業者
- そして最後に、消費者自身(の責任)
“モノ”よりも体験にお金をかけたい
富裕層の消費者は、いま、何を求めているのでしょう?
- 快適さ、サービス、スタイル、デザイン、利便性
- ユーモア、感情、ストーリー、伝説、“真実のストーリー“、自由の概念
- オフラインでも家族や友人と、コミュニケーションをとること
- 商品をプラスの感情・印象、相互作用性(インタラクティブ型)、購入後の体験拡大につなげていくこと
メディア消費
上位中産階級が、主なメディア・チャネルとして使用しているのはインターネットです。プレミア調査(Premier)では97%がインターネットを毎日使用するという結果でした。