人は目だけでなく、心でモノを見る

このペーパーでは、製品の見た目に対する人の反応を、その反応の誘発原因となった視覚的特徴と結び付けることが不可欠だと主張しています。

私たちは、製品の見た目への反応を理解しようと努めてきましたが、このような反応を誘発する原因となった視覚的特徴に結び付けることはあまりしてきていません。

ペーパーではこれを大変な片手落ちだとしています。なぜなら、どの物理的特徴がどのような認識を誘発するのかを理解すれば、デザイナーは望ましい心理的反応を誘発する製品をより正確に作り出すことができるようになるからです。

人の反応と製品の視覚的特徴の結び付けが重要であると考える理由は2つあります。第1の理由として、ネット上での売上が急成長し、ネットショッピングに売上げが移行するに連れ、製品の見た目が及ぼす影響力が高まっているからです。

第2の理由としては、製品の機能が同等になってきていることがあげられます。先進的な製造技術が利用しやすくなり、消費者が製品を性能や機能の点で区別することが難しくなってきています。

ペーパーでは「どのような製品の視覚刺激であっても、消費者と製品の関係性や、製品を目にした後の購買傾向に影響を与える可能性がある」としています。

イプソス イノベーション&市場戦略担当のチーフ・リサーチオフィサーのコリン・ホー(Colin Ho, Chief Research Officer, Ipsos Innovation and Market Strategy, Ipsos)は、次のように述べています。

「どの物理的特徴がどの心理的反応を引き起こすかを正確に把握する製造業者は、優位な立場に立つことができます。」

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