2019年を振り返る:ソーシャルメディア上のイプソス調査は?
イプソスは2019年にグローバルアドバイザー (Global Advisor)プラットフォームで少し違ったことを始めました。
イプソスは2019年にGlobal Advisorプラットフォームで少し違ったことを始めました。
私たちはレポート、調査、世論調査を基に様々なニュースを発信し、多くの人々がソーシャルメディアでそれに関わり、私たちのコンテンツを共有してくれました。
高齢化、フェイクミート(代替肉)、環境、フライトシェイム、男女平等まで、幅広い話題を取り上げ、いくつかの記事やビデオはソーシャルネットワークで人気を博しました。
私たちはTwitter、LinkedIn、Facebook、Instagramで大きな話題を呼んだイプソスのストーリーからいくつかを集めて、なぜそれが多くの「いいね!」を集め、なぜそれが人々の心に響いたのかを示しました。
ビジネスの人間的側面も重要で、個人レベルであなたに影響を与えるストーリーは、ビジネス寄りで知られるネットワークでも人気を得ました。
最も多くのオーディエンスを集めたのは、食生活や運動とボディイメージに関する世論調査にフォーカスした、よい食生活と減量(eating well versus losing weight)に関するディベートです。なぜ人は悪い食習慣を克服できないのか、ボディイメージの変化がどのような影響を与えるかについて世界の意見を聞きました。
このプラットフォームのビジネスのルーツに沿って、世界で最も信頼されている職業(world’s most trusted professions)に関するレポートも大きな注目を集めました。私たちは、人々が製品やイデオロギーを販売する人よりも基本的なサービスを提供する人を信頼しているという事実を強調し、人々は自分たちの仕事が世界的にどう位置づけられているかに関心を持っていました。
トップ3を締めくくるのは、ワークライフバランスと仕事での幸福度(how happy you are at work)に焦点を当てた話題です。私たちはなぜ人々が親のようには生きたくないのか、なぜ有意義な仕事と社会的影響を持つことが新しい世代、特に先進国にとって重要なことなのかについて話題にしました。
イプソスは政治的な世論調査で世界中に知られているので、Twitterでの私たちの最大の記事が、人々が自分たちの政治システムをどれだけ信頼しているか( how much people trust their political system)についてだったことは驚くことではありません。
オーディエンスの心をとらえたのは5人に3人が自分たちの政治システムが腐敗し時代遅れで改革不可能なエリートに乗っ取られたと思っていたことです。多くの人が自国でこの感情がどれほど強いかを知りたがっており、それはアメリカと中国がどの程度の世界的な影響力を持っているか(how much power the U.S. and China wield)に関する報告書に結びついていました。
このプラットフォームで次に注目されたのは、住宅取得に関する話題(housing affordability)でした。この記事はグローバルアドバイザー調査の結果を説明する最初の試みであり、60秒のビデオで紹介されています。
この10年間、世界の多くの地域で住宅価格が急騰しており、家を買う余裕があると思う人が果たしているのか、多くの人が興味を持っていました。
FaceAppが世界で話題となり、イプソスでもこの話題を取り上げ、成功しました。このアプリの人気によって、2019年前半は人々は年を取ることに夢中になり、28カ国で2万人以上の人々が老化についてどう感じているか(people in 28 countries felt about getting older)を浮き彫りにしました。世論は、アプリ上で「あなたの未来の自分」に出会うほど楽しいものではないことがわかりました。
私たちは2019年後半にInstagramで最初の成功を収めました。
このプラットフォーム上で最大の話題となっている男女平等(gender equality)は、ここ数年、私たちがさまざまな方法で触れてきたトピックです。男性を参画させずに男女平等を進展させることがいかに難しいかに焦点を当てました。調査では、「平等は達成された」と考える世界の男性の割合は女性の2倍だということがわかりました。イプソスの深堀で、なぜ男性がこのように感じるかを行動科学者が説明しました。
食品関連はこのプラットフォームでもう一つの大きなヒットとなりました。イプソスはフェイクミート(代替肉)で業界の最新のトレンドを探求したのです。植物由来の代替肉や肉を使わない製品を試す可能性はどの程度あるか(how likely you were to try a plant-based substitute for meat)、という質問に対しては、考えさせられる材料がいくつかありました。ベジタリアンがこのトレンドにそれほど熱狂しない理由についても議論が巻き起こりました。
インスタグラムは、人々が魅力的な旅行写真を共有することで最もよく知られています。次にヒットした話題は当然、フライトシェイム(flight-shaming)です。私たちは人々に、地球を救うために旅行計画を変更するかどうか尋ねました。調査結果によると、7人に1人が航空機よりも二酸化炭素排出量が少なくなる旅行手段により多くの費用を支払うと回答しています。
フェイスブックでは「危機の最中にソーシャルメディアを禁止すべきかどうか(if social media should be banned during a crisis?)」という問題に注目が集まりました。
多くの人にとってソーシャルメディアはニュースや情報の源であり、危機的状況下でのフェイクニュースの拡散を阻止するために、政府がソーシャルメディアを閉鎖する権限を持つべきかどうかについては、読者の間で明確に意見が分かれました。
フェイスブックだけでなく話題になったのが、何があなたを最も美しくするか(what makes you the most beautiful)についての特集でした。世界の18,000人以上の調査対象者は、自信、優しさ、幸せといった本質的な特性を、外見や体重といった身体的な特性よりも、美しさという点で評価しました。私たちは美について考えることと経験することの違いを探り、なぜ自分を美しくすることが大きなビジネスである世界でこのようなことが起こるのかを探りました
最後になりましたが決して忘れてはならないのは2019年の最も大きなトピックの一つは「何があなたを最も幸せにするのか(what made you the most happy?)」という話題です。皮肉なことに、ソーシャルメディアを使っている時間は29の幸福要因カテゴリーの中で最も低い評価でした。人々がSNSにどれだけの時間を費やしているかを考えると、驚くべき結果です。