毎月の現金利用が減少傾向~キャッシュレス決済マンスリー調査の結果を発表

グローバル市場調査会社のイプソス株式会社は、様々な決済手段の利用状況について2020年1月から毎月調査を実施し、前月の消費について決済方法の実態を捉えるキャッシュレスマンスリー実態調査をオンラインアンケートにより聴取しました。当ニュースレターでは先月リリースしました1~3月の調査結果を踏まえて、4月の調査結果を一部ご案内いたします。

<結果の要約>

  • 現金支払いの割合は2020年1月から毎月約1%ずつ減少していて、クレジットカードでの決済は4月に入って3月に比べて1.4%増えた。
  • QRコード決済は各ブランド別の差が先月より一層顕著になった。LINE Payの利用が大きく減少し、利用率の順位にも変化が。


毎月の支払いに利用した各決済手段シェアがわかる調査

イプソスは2020年1月から毎月、約2,400名に対して、先月1か月間のクレジットカード、QRコード決済、デビットカード、電子マネーとプリペイドカード、現金の利用実態について、オンラインアンケートを実施しました。
毎月固定的に支払うものを除き、お買い物として決済している金額の割合を聴取し、さらに、各決済手段を毎月何回くらい利用しているのかを聞いており、金額と利用回数を両方把握できるデータとなっております。
以下は2020年1月~4月の現金とクレジットカード、QRコード決済の利用金額割合の推移です。

支払い金額割合

1~3月までの毎月の現金の支払い金額割合は4月に入ってもさらに減少、クレジットカードは前月に比べて増加しています。特に、2020年1月の支払い実態を聴取した2月の結果以降は、現金よりクレジットカードの割合が上回っています。つまり、2020年1月からは現金利用の金額よりクレジットカード利用の金額の方が大きいという結果になりますので、キャッシュレス化が確実に進んで来ているとも考えられるのではないでしょうか。QRコード決済の4月の結果は3月とほぼ変わらない状況です。


QRコード決済の利用シェア

QRコード決済の利用率はキャンペーンを積極的に実施している一部ブランドは依然と上昇を続けており、その他のブランドは成長が止まっております。中には大きく利用が減ったブランドも見られました。利用拡大の多少には継続的な大型キャンペーンも関与しているのではと考えます。

QRコード決済利用シェア(%)
1~3月まで3番目に位置していたLINE Payが4月調査では大きく減少し、d払いとメルペイより利用率が減っています。


調査の詳細について

本データは、2020年1月から実施しているキャッシュレスマンスリー調査において、決済手段の利用状況について聴取したものとなります。次回の調査は5月15日~18日に実施する予定です。

キャッシュレス決済マンスリー調査概要
イプソス金融チームは、消費者動向や日本国内外の金融サービスの利用状況などを幅広く捉え、エンドユーザーに対するサービスの改善を図る金融機関様に資する情報提供を行ってまいります。
本調査のより詳細なデータや、この結果をもとにした深堀調査などにご興味のある場合は、弊社までお問い合わせください。


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