グローバル消費者信頼感指数が世界経済の減速を示唆
イプソスのインタラクティブポータル Ipsos Consolidated Economic Indicators (IpsosGlobalIndicators.com) では、グローバル消費者信頼感指数とサブインデックスに関するグラフ比較、トレンドデータ、それらのベースとなる質問をご参照いただけます。
2019年9月のグローバル消費者信頼感指数 (Global Consumer Confidence Index) は49.5で、先月より0.7ポイント、過去3ヶ月では0.2ポイント、昨年9月と比較すると1.1ポイント低下しています。調査対象となった世界24カ国すべての過去36カ月の平均値と比較すると、今年9月のグローバル消費者信頼感指数は0.6ポイント低下しています。
24カ国のうち、インド(-3.7)、スペイン(-3.3)、ドイツ(-2.2)、アメリカ(-2.1)、スウェーデン(-1.7)、イタリア(-1.7)、メキシコ(-1.5)は、3ヶ月で指数が大幅に低下しました。一方、アルゼンチン(+4.8)、サウジアラビア(+3.0)、フランス(+2.9)、トルコ(+1.7)、中国(+1.6)の5市場は、3ヶ月で大幅上昇しました。
今年9月の指数を過去3年の平均と比較すると、現在の消費者信頼感はブラジル(+5.8)、サウジアラビア(+5.7)、フランス(+2.1)、ベルギー(+1.5)で目立って高くなっています。しかし、アルゼンチン(-4.4)、日本(-3.6)、韓国(-3.3)、スウェーデン(-2.5)、ドイツ(-2.4)、南アフリカ(-2.4)、インド(-2.3)、あめりか(-1.5)などは特に低くなっています。
「国別指数」とも呼ばれる消費者信頼感指数は、地域経済の現状と将来、個人の金融状況、貯蓄、大規模投資への自信に対する消費者の態度を反映しています。