グローバル消費者信頼感は2019年の最高水準を維持

アルゼンチン、トルコ、中国、フランスでは楽観的な見方が強まり上昇していますが、一方で日本、スペイン、インド、スウェーデンは大幅に下降しています。

著者
  • Chris Jackson Public Affairs, US
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当社の対話型ポータルである Ipsos Consolidated Economic Indicators にアクセスすると、イプソス消費者信頼感インデックスとサブインデックスに関するグラフ比較とトレンド・データ、およびそれらの基礎となるすべての質問をご覧いただけます。


2019年8月のイプソスグローバル消費者信頼感インデックス (Ipsos Global Consumer Confidence Index) は50.2で前月と変わらず安定、3ヶ月前との比較では0.9ポイント上昇しています。グローバル指数は、2ヶ月連続で50ポイントを超え、安定の兆しを見せています。

調査対象となった24の市場のうち、アルゼンチン(+5.7)、トルコ(+5.2)、中国(+3.4)、フランス(+3.2)、サウジアラビア(+2.7)、カナダ(+2.5)、ポーランド(+1.9)の7つの市場が3ヶ月間で大幅上昇し、日本(-2.2)、スペイン(-2.0)、インド(-1.7)、スウェーデン(-1.5)の4市場が3ヶ月間で大幅に下降しました。アルゼンチンの39.2ポイントの指数は、過去最高です。

「国別指数」とも呼ばれる消費者信頼感インデックスは、地域経済の現状と将来、個人の金融状況、貯蓄、大規模投資への自信に対する消費者の態度を反映しています。国家指数では、中国が73.7で引き続きトップで、サウジアラビア(64.7)、インド(62.9)、米国(61.7)がこれに続いています。その対極にあるのがトルコの38.6点を筆頭に、アルゼンチン(39.2)、日本(39.6)の順となっています。

Global Consumer Confidence Index | August 2019 | Ipsos

これらの調査結果はRefinitiv/IpsosのPrimary Consumer Sentiment Index (PCSI)のデータに基づくものです。調査は毎月、イプソス・グローバルアドバイザーのオンライン調査プラットフォームを利用して世界24カ国の17,500人以上(アメリカ、カナダ、中国、イスラエル、南アフリカ、トルコでは18~74歳、韓国では19~74歳、その他17カ国では16~74歳男女)を対象に実施されています。毎月のサンプルサイズは、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、イギリス、アメリカでは各国1000人以上、アルゼンチン、ベルギー、ハンガリー、インド、イスラエル、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、韓国、スウェーデン、トルコでは各国500人以上です。
著者
  • Chris Jackson Public Affairs, US

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