スポーツに対するグローバルな見方:世界の58%が「もっと練習したい」
Global Advisorの新しい調査によると、29カ国の中で、オランダの人々が最もフィジカルな活動が活発であることが明らかになりました。オランダの人々は週に平均12.8時間(1日約2時間)、運動やチームスポーツをしていると答えており、これは29市場の平均6.1時間の2倍にあたります。次に活発なのはドイツとルーマニアの人々で、それぞれ週に11.1時間と11時間の運動をしています。
一方、ブラジル人は最も活動が少なく、運動の時間は週に平均3時間(1日26分)です。また、フランス(3.7時間)、チリ(3.7時間)、イタリア(3.6時間)、日本(3.3時間)の4カ国は、週当たりの平均運動時間が4時間未満となっています。
日本の調査対象者の34%は、平均的な週にまったく運動をしないと回答しており、これは29カ国の平均(14%)の2倍以上です。また、ブラジル人の31%、ポーランド人とイタリア人の26%が、まったく運動をしないと回答しています。オランダでは、1週間にまったく運動をしないと答えた人はわずか4%でした。
最もよく行われているスポーツ
調査を実施した29市場において、通常の週に最も頻繁に行われているチームスポーツやアクティビティのトップ5は、フィットネス(20%)、ランニング(19%)、サイクリング(13%)、サッカー(10%)、水泳(9%)です。しかし、最も多いのは「チームスポーツをしない」と答えた人」です(38%)。
- 「チームスポーツをしない」と答えた人が最も多いのは、アメリカ人(61%)とイギリス人(59%)です。次いで、他の英語圏の国であるカナダ(56%)、オーストラリア(55%)、そして日本(55%)がつづいています。
- スウェーデン人は、通常の週にチームスポーツをしていると答える人が最も少なく、15%にとどまっています。
スポーツへの更なる参加への障壁とは
29の市場では、市民のほぼ6人に1人が、現在よりももっと多くのスポーツをしたいと答えています(58%)。現在よりももっとスポーツをしたい」と答えた人が多い上位3カ国は、ペルー(81%)、チリ(79%)、コロンビア(78%)と、いずれもラテンアメリカです。アメリカ人は、現在よりも多くのスポーツをしたいと答えた人が最も少なく(35%)、一方で62%が、現在行っているスポーツの量に満足していると答えています。
さらなる参加を妨げる最大の要因は、29市場すべてで「時間がない」というもので、37%がそう回答しています。次に多いのは「お金がない」(18%)、「暑すぎたり寒すぎたりする天候」(17%)です。22%は、スポーツに参加するのに何の障壁もないと回答しています。
- サウジアラビア(51%)、ペルー(48%)、ロシア(47%)では、「時間がない」ことが特に問題となっている
- 「お金がない」と回答した人が多いのはトルコ(33%)とアルゼンチン(30%)で、次いで南アフリカとロシア(25%)
- サウジアラビアと南アフリカの国民は、暑すぎる(または寒すぎる)天候が、スポーツにより多く参加するための障壁になると回答した割合が最も高い(ともに38%)。イギリス人では、わずか7%。
- 日本人の40%は、「スポーツに参加するのに障壁はなく、単に参加したくない」と回答しており、これは世界各国平均値である22%の約2倍にあたる。次いでアメリカ人(37%)、イギリス人(33%)、カナダ人(32%)。