ヨーロッパとアメリカの人々の休日
Europ Assistanceは、ヨーロッパとアメリカの人々の夏休みの計画に焦点をあてた年次調査「第19回 夏季休暇の年次指標(19th annual Barometer on Summer holidays)」のレポートをリリースしました。2019年の夏休みの計画はほぼすべての調査対象国で固まりつつありいます。その中で、ヨーロッパ諸国の休暇予算は増加していますが、アメリカとブラジルでは減少しています。ミレニアル世代とシニア世代では、休暇に関する行動(期待、選択、アクティビティなど)がかなり異なっています。ヨーロッパではより「自然」を求めるプランが成長しています。中でも山や田園などに惹かれる旅行者の割合が増加しています。
夏季休暇の計画
ヨーロッパの人々の63%(2018年と比較して1%減)は「今夏、休暇をとる予定だ」と回答 、アメリカとブラジルでは68%(2018年から変化なし)となっています。
夏季休暇の期間
夏季休暇の期間は2週間未満が維持されましたが、フランス(2週間)、ブラジル(2.2週間)だけは例外です。
予算
夏季休暇のための平均予算は、ヨーロッパでは2,019ユーロ(2018年と比較して3%増)、アメリカでは2,373ドル(2018年と比較して10%減:2,131ユーロ相当)、ブラジルでは5,058レアル(2018年と比較して3%減:1,138ユーロ相当)です。
目的地
ヨーロッパで最も人気のある目的地は、自分が居住している国内です。中でもフランスはそのトップで、休暇を取る人々の56%がフランス国内での休暇旅行を計画しています。
アメリカ(50%)とブラジル(32%)でも同様に、国内の目的地を第一候補にあげています。
ヨーロッパの人々の間では海外旅行が増えています(2019年は69%、2017年と比較して4%増)が、アメリカでは国内旅行が増えています (77%、2017年と比較して13%増)。
ヨーロッパの人々のなかでは、国外旅行の行き先として不動の人気トップ3国は、スペイン、フランス、イタリアです。
海辺は、全調査対象国で最も人気の行き先ですが、ヨーロッパでは田園(22%、3%増)や山(20%、2%増)も人気が増しています。
グループ構成
夏季休暇はほとんどの人々が自分の家族と過ごすようです。ヨーロッパの人々の71%はパートナーと、34%は子どもと一緒に過ごすと回答しています。アメリカではパートナー(67%)、子ども(31%)で、ブラジルではパートナー(57%)、子ども(42%)となっています。
子どもは殆どの場合、夏季休暇を両親と過ごします。ヨーロッパでは66%、アメリカでは59%、ブラジルでは46%の子どもたちが両親と過ごします。
接続を切断?
ヨーロッパの人々の69%(2018年と比較して3%増)は「休暇中は完全に仕事上の接続は切断するつもりだ」と回答しています。特にイギリス人では76%(5%増)、フランス人では71%(1%増)、ドイツ人では70%(2%増)と割合が高く、一方でブラジル人(63%)とアメリカ人(54%)は低くなっています。