何があなたを一番美しくするか:自信、親切さ・・・見た目は二の次

調査によると、身体的特徴は「美しさ」の要因として下位であることがわかりました。

著者

  • Rajeshni Naidu-Ghelani
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What makes you most beautiful | Ipsos “Beauty is skin-deep” 「外見の美しさなど皮相のものだ」ということわざがありますが、人間の“最も美しいと思うところ”を説明するとき、ほとんどの人がこれに同意しているようです。

自信、優しさ、幸福、尊厳、知性は、同性、異性に関わらず「人」を美しくしているものとして挙げた19の項目の中からトップ5に入ったものです。

世界27カ国の18,000人以上を対象に実施した 最近のグローバルアドバイザー調査 (Global Advisor survey) では、外見、体重、体型、セクシーさなどの身体的特徴の順位はずっと下位となっています。

実際、女性が男性の美しいところと考えているもののトップ10に入っている身体的特徴は「強さ」だけでした。男性から女性の場合、「強さ」「セクシーさ」「顔の見た目」はトップ10の中で下位にランクされました。

どんなに肉体的に美しくても、もし
その人が人間的に腐っていたならば
長く美しくは見えない。」

Carla Flamer, Marketing Canada

しかし、見た目を良くするビジネスがこれほど大きなビジネスであるのに、美しいと思うところに関しては、なぜ身体的な特徴をあまり重視しないのでしょうか?

それとも、なにか目に見える以上のことがあるのでしょうか?

思考と経験の違い

イプソス行動科学センターの所長であるNamika Sagaraは、何が重要かを考えるときと、何が重要かを経験するときでは、脳内で異なるプロセスを利用すると述べています。

「考えるときには、私たちはより論理的で合理的である傾向があり、また私たちが言わなければならないことについて他人がどう考えるかを意識する傾向がある。しかし経験するときには、論理的で合理的なプロセスをスキップしがちだ」とSagaraは言います。

行動科学者であり、イプソス行動科学センターの副社長でもあるGreg Gwiasdaは、物事が遠いと抽象的に考える傾向があるが、近いとより具体的に考えるようになると付け加えます。

「パートナーに何を求めているかを人に話すとき、私たちはより抽象的な考え方をしているので、一般的な特性は顕著になりやすい。私たちが実際にパートナーを選ぶとき、これは非常に差し迫ったニーズで、私たちはより具体的な言葉で考える。彼女は素敵な笑顔で、見た目もいい。彼はいい目をしているし、腹筋もいい」とGwiasdaは述べました。

美しい姿を見せるか、美しいままでいるか

また、世界の複数の大手ビューティーブランドと仕事をしているカナダのマーケティング担当社長であるCarla Flamerは、人と会ったときに最初は美しいと思ったものと、その人がずっと美しく見えるのに効くものとの間には違いがあると言います。

「身体的な容姿、特徴、体型、顔のバランスなどは、最初にポジティブな注目を集めるものだ。人がずっと美しく見えるためのものは本質的なものだ」とFlamerは述べています。

「一つは、印象を与えるという点で、より直接的で本能的なものであり、もう一つは、より長く続くものである。」とFlamer氏は述べ、身体的・非身体的のどちらも美しさの重要な要素であると示唆しました。

「どんなに肉体的に美しくても、その人が人間的に腐っていたならば、長く美しくは見えない。」

Sagaraは、魅力はジャーニーの中で時間とともに変化するものだと、この意見を支持しました。

「たとえば、パートナーと出会ったときに感じた最も顕著な魅力を思い出すと、相手の目がいかにきれいだったかというような身体的な魅力だ。 しかしいま、最も魅力的だと思うのはその人の“自信”かもしれない。これはパートナーの目が魅力的でなくなったからではなく、パートナーとより多くの時間を過ごすことで、その人が持つ“自信”がより強い魅力になったからだ」とSagaraは述べました。

社会的に受け入れられるものは何か

しかし、相手の写真をスワイプしてパートナー候補を選んでいく出会い系アプリの現在の人気を踏まえると、浅薄な印象を与えないために社会的に望ましい答えを出したいという要素があるかもしれないと、専門家たちは認めています。

女性が「男性を美しくしているもの」の中で最も支持しなかった9つの項目のうち8つは、髪のスタイル、若々しさ、体重と体型のような身体的特徴でした。同様に男性が「女性を美しくしているもの」として最も支持しなかった10の項目のうち7つは身体的特徴でした。

Sagaraは、人を美しくしているものを答えるとき、私たちは意識的にも無意識的にも、人を美しくするべきだと思うことに同調する傾向があり、それは私たちのマクロやミクロの文化に大きく影響される可能性があると述べました。

しかし、イプソスで行動科学のグローバル責任者を務めるColin Strongは「美の身体的特性をより重視することは誤解を招く可能性がある。なぜならなぜ私たちが他の人に魅力を感じるのかを本当に理解することが困難だからだ」と主張しています。

現在の調査結果はイプソスが2004年に実施したDoveのReal Beautyキャンペーンについての調査結果と似ている、と彼は指摘していいます。

「2004年以来、オンラインデートは爆発的に増加している。誰とデートしたいか、ますます表面的な決定をするようになってきていることについて、多くの議論が巻き起こっている。実際には、私たちは皆、ただのデートではなく、愛につながるパートナーの資質を探しているのかもしれない。」ストロング氏はと述べました。

著者

  • Rajeshni Naidu-Ghelani

社会