「美」について最も影響力があるのは思ってもみなかった人かも

新しいグローバル調査では、「美」に関する基準、理想、習慣に注目しています。オンライン上で「美」の影響力を持つ人たちに注目が集まっている中、ビューティーブランドは主要なターゲットを見逃しているかもしれません。それは「母親」です。

著者
  • Matt Carmichael Ipsos, US
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世界27カ国の19,029人を対象にしたイプソスの新しい調査によると、母親、友人、姉妹、その他の家族が、女性の美容習慣に最も大きな影響を与えています。調査対象となった女性のほぼ半数が、母親(49%)、友人(48%)、姉妹や他の家族(45%)が非常にまたはある程度影響力があると回答しました。これに対し、雑誌などの印刷メディア、オンラインビデオ、インスタグラムが美容習慣に影響を与えたと回答したのは3人に1人のみでした。米国ではさらにこの傾向がさらに顕著で、母親や友人が自分の美容習慣に影響を与えていると回答する女性の割合がInstagramより2倍高いという結果でした。

本調査では、美容の理想と価値についても質問しました。美しい人々は幸せで、親切で、自信に満ちていると見られており、これは2004年にビューティーブランドのDOVEが「リアルビューティー」キャンペーンを実施することになった調査結果を再現しています。

イプソスは世界中の19,000人以上の男女を対象に調査を実施し、美の19の特徴の重要性を評価してもらいました。2004年と同様に、肌や顔の見た目、体重、体型、セクシーさのような身体的特徴よりも内面の本質的特徴の方が重要だという結果でした。この質問は女性と男性の両方の美しさについて質問したものであり、結果は男女とも概ね一致していました。

しかし、より包括的な美意識を求める声が高まっている今、非常に明確な理想が国や文化を超えて存在していることがこの調査でわかりました。調査では、身長、体型、目、髪の色に基づいて、自分の国の美しい男女を説明してもらいました。意見はない、という回答が一般的でしたが、意見を述べた人々の間では、驚くほど一貫した構図が浮かび上がりました。

イプソスは、調査対象国のうち12カ国のアーティストに依頼し、自国の美しい男女の姿を調査データに基づいて描くように依頼しました。この結果は、美しさの未来に焦点を当てた「What the Future」最新号に掲載されています。

全体的なグローバルの調査結果を含むレポートは、こちらのサイト future.ipsos.comでご覧いただけます。

著者
  • Matt Carmichael Ipsos, US

コンシューマー&ショッパー