キャッシュレス決済マンスリー調査7月調査結果を発表!

緊急事態宣言解除で街中利用が増えたのか、現金利用が増えています。

グローバル市場調査会社のイプソス株式会社は、様々な決済手段の利用状況について2020年1月から毎月調査を実施し、前月の消費について決済方法の実態を捉えるキャッシュレスマンスリー実態調査をオンラインアンケートにより聴取しました。7月の調査結果を一部ご案内いたします。

<結果の要約>

  • 2020年1月から半年間で現金は約5%減少し、キャッシュレスは進行している。その要因は、クレジットカード決済が3.5%増加したことによる。QRコード決済も半年間で2.1%増加しているが、直近3か月間は伸び悩んでいる。
  • 40~50代の現金利用が増えている。緊急事態宣言の解除により家の中での巣ごもり消費から街中での現金利用が増えたことが一因かと思われる。
  • 一方、60代の現金利用は減少を続けている。

 

毎月の支払いに利用した各決済手段シェアがわかる調査

イプソスは2020年1月から毎月、約2,400名に対して、前月1か月間のクレジットカード、QRコード決済、デビットカード、電子マネーとプリペイドカード、現金の利用実態について、オンラインアンケートを実施しています。
先月、固定的に支払うものを除き、飲食やお買い物などの消費で決済している金額の割合を聴取し、さらに、各決済手段の毎月の利用回数を聞いており、金額と利用回数を両方把握できるデータとなっております。
以下は2020年4月~7月調査の現金とクレジットカード、QRコード決済の利用金額割合の推移グラフです。7月調査結果は6月の支払いを表しております。

支払い金額割合(%)

ずっと減少していた現金の支払い金額割合が今年入って初めて増加に転じました。その理由としてさまざまありますが、一つ言えるのは、5月25日に緊急事態宣言の解除後、6月は外出が増えた時期となりますので、その影響もあるのではないかと考えます。
増加幅は大きくはありませんが、ずっと減少傾向にあった現金の割合が逆転し、増加に転じたのは大きなポイントではないかと思います。さらに、6月末時点でキャッシュレス還元は終わりましたので、今後の調査結果でキャッシュレスがどのように進行するのか、注目すべきところではないでしょうか。
しかし、少し視点を変えてみると、今月調査結果で現金が増えたとは言え、その影響で割合が減ったキャッシュレス決済手段はほぼクレジットカードと電子マネーで、QR決済とデビットカードは逆に微増しています。クレジットカード1強で進んでいたキャッシュレス化に新しい風が吹き始めているのかもしれません。

 


年代別のキャッシュレス化進行度合い

全体の現金割合が増えたのは40~50代の現金利用増加によるものです。

年代別のキャッシュレス化進行度合い

また、60代の現金率は減少し続けています。7月調査結果で20~30代は6月結果と同レベル、40~50代は増加、60代だけが減少しておりました。
調査結果のレポート本編では、さらに詳細なデータをご提供しています。年代別にキャッシュレス化の進度、どの決済手段がどの程度増減しているのかを具体的に把握できます。ご興味ございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

 


調査の詳細について

イプソス金融チームは、消費者動向や日本国内外の金融サービスの利用状況などを幅広く捉え、エンドユーザーに対するサービスの改善を図る金融機関様に資する情報提供を行ってまいります。

本データは、2020年1月から実施しているキャッシュレスマンスリー調査において、決済手段の利用状況について聴取したものとなります。

本調査のより詳細なデータをご購入いただいた場合、クレジットカードの国際ブランドやイシュア別、年齢別、QRコード決済ブランド別の支払い金額のシェアや利用回数などの情報がご覧いただけます。また、この結果をもとにした深堀調査もできますので、ご興味がありましたら是非弊社までご連絡ください。

 


調査概要

調査時期:2020年1月15日~20日、2月14日~17日、3月13日~16日、4月17日~22日、5月15日~19日、6月15日~19日、7月15日~19日
調査対象者:日本全国18~79歳男女
サンプルサイズ:1月2,401名、2月2,401名、3月2,400名、4月2,400名、5月 2,400名、6月2,400名、7月2,400名
調査方法:オンライン調査

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