Flair Italy 2017 オーダーメイドのリアリティ

イタリアは社会不安が内在化、イタリアの家庭をとりまく環境はますます不安定に、イタリア国内では用心深い態度が蔓延、など、フレアイタリア2017注目の10トピックをご覧下さい。

1. イタリアは社会不安が内在化

イタリア経済に対する見方は、「良くなってはきているものの、個人をとりまく環境(家計への期待や展望)は、実質停滞している」という認識です。

2. イタリアの家庭をとりまく環境はますます不安定に

97%の家庭が、所得状況は2005年に比べて「同じ」もしくは「下がった」と答えています。消費の拡大を予想する人はほとんどおらず、特に雇用の拡大は見込まれていません。

3. イタリア国内は用心深い態度が蔓延

成長は、耐久消費財や半耐久消費財の分野に集中しています。不動産市場の部分的回復(もしくは、「下落阻止」とも言えます)や一般家庭への融資再開の影響を一部受け、人々は、自動車(この分野は安定成長)や家電製品などを再び購入するようになりました。

4. イタリアではヨーロッパへの信頼が低下

ブレグジット(Brexit=イギリスのEU離脱)により状況がさらに悪化したこともあり、協定の基盤が疑問視されるようになりました。経済成長や緊縮財政政策の見直し、欧州の緊急移民対策の不承認などは、イタリアの人々の批判の的となっています。criticisms.

5. イタリアはデジタル・エコノミーのチャンスを逃すかも

イタリア人は、オンライン時間の77.8%をモバイル端末上で過ごしています。そのうち88.6%は、モバイルアプリの操作に使われています。(出典:Audiweb、2016年11月)しかし、モバイル消費は少数のアプリに限られており、マルチプラットフォーム(デスクトップとモバイル)の使用率は、アメリカ、イギリス、スペインよりも低くなっています。

6. イタリアではオーガニックフードがブーム

オーガニックフード市場は、2010年から2014年の間に11%伸びていますが、近年はその傾向が強まり、2016年上半期には21%の成長を記録しました。推定売上高は約30億ユーロとなっており、この市場に参入する企業はますます増えています(5万5,000社以上)。

7. イタリアではノスタルジアが反グローバリズムに

「ゼロキロメートル」で採れたものを食べようという考えに基づく「スローフード」のテーマは本物と独自性です。食料の輸送距離を短くし、簡易包装にすることで、環境へのインパクトを削減できます。住みにくく、調和のなくなった世界に直面している中で、近隣地域の再発見は視界良好なフライトのようなものです。

8. イタリア人はエスニックフード好き

2007年から2015年の間に、エスニックフードの消費は倍増しました。その成長は今なお堅調で、2015年上半期から2018年上半期にかけては8%増えています。外国人の増加に伴い、新しい食材が取り入れられ、新しい味にトライしたいというムードが高まっています。新しい料理は、若いセグメントに限らず、幅広い層に受け入れられております。昨年の消費の急増は、エスニックフードを的確に企画展示したエキスポの多大な貢献あってのことです。

9. イタリア人はグルテンを警戒

グルテンフリー食品は、売上や顧客の数といった点で、ますます成長しており、2016年には総市場45億ユーロ以上になると予想されます。主に牽引しているのは、パンやその代替品、スイーツやパスタなどで、前年同期比約20%の成長が推定されます。

10. イタリアは日常生活をシンプルにする広告が好き

ブランドは、「政治的」とも言える役割を担っています。ブランドは、政党や労働組合、宗教団体などで欠ける信頼を補います。また、意味や価値、リアリティの解釈などを、歴史的に提供してきました。

Related news