Flair Peru 2017 インフォーマルからモダンへ

イプソスペルーは、ペルーとペルー人に関するイプソスフレアをローンチします。これは、消費者として、市民として、観客として、従業員としての、個人のそれぞれの側面を探究することで、固定観念を覆し、深く革新的な考え方をもたらします。

1. ペルーはかなり楽観的

2016年7月にペルー新大統領が選出され、すべてが(ついに)可能になるかもしれません!9月には、人口の61%が「自国は正しい方向に進んでいる」と考えていましたが、3か月後には、このスコアは50%にまで落ち込みました。ただし、この数字はそこまで悪くありません!世界平均は、回答者の63%が、「自国は間違った方向に進んでいる」と考えていることを示しています。

2. ペルーは自国のインフォーマル経済を見直したい

労働人口の約70%が、この「インフォーマル経済」(“informal economy”)の一部を成しています。短期的には、合法的ビジネスを登録し、熟練度の低い労働者に雇用機会を創出するインセンティブで対処できる問題もあります。このような解決策は、公的予算の負担を抑えながら実施することが可能です。

3. ペルーはピラミッド、リマはひし形

伝統的な中流階級(SEL AB)は14%、新興の中流階級(SEL C)は25%を占めているのに対し、「一般的な」国民(SEL DE)は61%を占めています。正規雇用が優位を占め、労働者の権利が尊重されるのは、ABC階級だけです。しかし、リマに見られるように、物事は変化してきています。

4. ペルー人は幸せになりたい

ペルー人の70%が、「ほとんどの時間、幸せを感じている」と答えています。この傾向は、リマやペルー東部の人々で顕著です。私たちペルー人は、健康で、仕事がうまくいき、恋愛や友人関係が順調で、家族が元気で、平和と感情の安定があり、収入が満足ならば、幸せです。

5. ペルーはラテンアメリカで最も魅力的な行き先の一つ

ラテンアメリカのオピニオンリーダーを対象に行ったイプソスペルーの調査によると、ペルーは「美食」で第1位(69%)、「歴史的アトラクション」で第2位(72%)という順位になりました。しかし、ペルーは「文化活動」、「音楽」、「自然のアトラクション」の分野では、あまり知られていません。

6. ペルーは若い

「ミレニアル世代」(20〜35歳)は、人口の25%を占めています。この世代は、経済活動が活発なためブランドから好まれています。消費者としての彼らは、現代のトレンドを追いかけるため、イノベーションで驚かせる必要があります。一方で彼らはまた、生活の中のポジティブで気分安らぐ経験を通じ、エモーショナルなつながりを持ちたいと願っています。

7. ペルー人はシンプル好き

シンプルさは、現代のマーケティングにおいて、主要なグローバルトレンドの1つです。消費者の69%が、「よりシンプルな体験とコミュニケーションを提供するブランドをオススメしたい」と考えており、消費者の63%が、「よりシンプルな体験に多くのお金を支払いたい」と考えています。

8. ペルーは女性への態度を変える

新興中流階級の女性について、若い母親たちは自分たちのことを、家族、特に子供たちに、安定した未来を提供することができる起業家として見ています。彼女たちの関心は、パートナーや他の女性たちとともに過ごす時間、リラックスしたり、ワイワイしたり、ストレス発散したりできるよう、生活にゆとりを持たせることに移りつつあります。

9. ペルーは「環境にやさしい食品」トレンドを追う

「環境にやさしい食品」(‘greener food’)は、第一に、自然に関連していて、ナチュラルであること。第二に、製品に含まれる砂糖が少ないか、全くないこと。第三に、製品に含まれる人工的な原材料が少ないか、全くないこと。このようなトレンドはペルーではまだ比較的新しいものの、社会経済レベルの高い人口セグメントほど強い興味関心を示します。

10. PERUは成功するブランド戦略の秘訣

Pは製品(Product):ペルー人の趣味に合うこと
Eは共感(Empathy):自分の興味と価値観につながるブランドであること
Rは関連性(Relevance):ペルー人の真のニーズに耳を傾ける必要があること
Uは独自性(Uniqueness):最も重要なのは、意思決定のその瞬間(The Moment of Truth)に目立つことができること

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