イノベーションの流れに乗るためにリードユーザーが果たす役割とは
最近、SynthesioのSandro Kaulartzが明らかにしたように、イノベーションの真のパイオニアは製品のユーザーや消費者なのです。スケートボードやBMXのライダーだったAllen Bondeは、トリックをマスターするためにパーツを組み合わせたり、完璧なクルージングのためにギアをセットアップしたりして、こうしたことを身をもって体験しています。
スケートボードのようなスポーツ、料理や 家具などのDIY、ハイテクや医療機器などの知的労働など、リードユーザーは、イノベーションに繋がる必然性を持って生活しているのです。さらに、リードユーザーは自分のアイデアを共有したいと考え、旧来ならばガレージやクラブに、今ではSubredditsやFacebookグループに集まり、ハックを比較したり、最新の道具を自慢したりすることもあります。
もちろん、これらのグループがオンラインに集まり始めると、ブランドはよりスムーズに会話に参加できるようになり、ソーシャルリスニングとAICIを使用して何百万ものスレッドや投稿を解析し、彼らが語っていることを確かめ、満たされていないニーズを見つけ出し、新しい製品やサービスラインの始まりとなる最新のハックを見つけることができるようになりました。
では実際のところ、私たちはリードユーザーについて何を知っているのでしょうか。MITのEric von Hippel教授はこの用語を生み出し、このテーマを何年も研究してきました(実はイプソスはMIT Innovation Labのメンバーで、教授はイノベーションのためのアイデアを発展させるために研究者と専門家のグループを率いています)。Eric von Hippel 教授は、「リードユーザーは重要な市場トレンドの先駆者であり、彼らはそこから見える満たされていないニーズからイノベーションを起こすのに十分な恩恵を受けている」と述べています。
以下のビデオでは、Synthesioが提供する機械学習を活用したアプローチなど、リードユーザーを見つける方法についても説明しています。
Eric von Hippel教授のユーザーイノベーションに関するシリーズをご覧ください。
次回のウェビナーでは、「Innovation Spaces」をテーマに、ユーザーのイノベーションを促進するための手法やツールについてご紹介します。