MAD PANDA - 異文化メディアコンテンツの破壊力

今日サブスクリプション方式のストリーミングサービスがコンテンツを提供するようになり、メディアコンテンツはますます言語、文化的規範、キャラクターが混じり合い、異文化接触の新しい形を作り出しています。これは日本文化にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。

著者

  • Deanna Elstrom Senior Director, Strategic Insights, Ipsos in Japan
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テレビや映画は長い間、国境を越えて広がってきました。スカンジナビア人の多くは、彼らの優れた英語力を、子供のころから 「フルハウス」 や 「フレンズ」 などのアメリカのテレビ番組を見ていたおかげだと考えているし、日本のテレビでも韓国のメロドラマやクリント・イーストウッドの映画、1950年代のイタリア映画などを見ることができます。このようなテレビ番組や映画は海外から入ってきたもので、言語、登場人物、文脈の点から見て、明らかに異国のものである。しかし、今日サブスクリプション方式のストリーミングサービスがコンテンツを提供するようになり、メディアコンテンツはますます言語、文化的規範、キャラクターが混じり合い、異文化接触の新しい形を作り出しています。

レンズの拡大、破壊の火付け役?

例えばNetflixは、ある国のタレントや番組を、同じタレント・構成で他の国に提供しています。これは、文化の違いと自己発見という新鮮な組み合わせを生み出しており、近藤麻里恵の『Tidying Up(邦題:KonMari~人生がときめく片付けの魔法~)』(日本の生活様式の「教祖」を米国の家庭に連れていく)に見られます。『クィア・アイ』の日本での新シーズンでは、「ファブ5」のアプローチと強烈な個性を日本の家庭に直接届けています。彼らのトレードマーク的な言葉“I love you”やノンストップのハグ、ダンス、過度の感情と奇抜さで、ラッキーな少数の人々のワードローブやヘアスタイル、そして家を変えていく中で、彼らは多くの日本文化の規範を破壊しているのです。そうする中で、彼らはアメリカ人と同じくらい涙を流して感情を解放します。しかし、日本の文化の中では、静かに「我慢する」ことが不可欠であるだけでなく、成熟のしるしであり、良い性格であると考えられているのです。

 

この記事は、2019年11月にMedium: Futurists' Club by Science of the timeのブログで発表された記事 "Mad Panda - The disruptive power of cross-cultural media content" を日本語にしたものです。

イプソス パブリックアフェアーズのDeanna Elstromによる記事『MAD PANDA - 異文化メディアコンテンツの破壊力』では、異文化コンテンツが日本文化とジェンダー意識にどのような影響を及ぼしているかを論じています。

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著者

  • Deanna Elstrom Senior Director, Strategic Insights, Ipsos in Japan