イプソスと同志社大学商学部教授 髙橋広行氏、次世代マーケティングリサーチャー育成を推進

産学連携プロジェクトを実施し、「データを読み解き、考える力」を学生へーノンアルコールの飲料シーンに関する調査を実施ー イプソスは、学校法人同志社 同志社大学(所在地:京都府京都市、学長:小原克博)商学部教授 髙橋広行氏との産学連携プロジェクトを実施いたしました。この取り組みは、学生に実務経験を提供するとともに、企業と教育機関の協力による社会貢献を目指しています。

産学連携プロジェクト実施の背景

イプソスは、同志社大学商学部の教授である髙橋広行氏の協力のもと、昨年に引き続き産学連携プロジェクトを開始しました。

このプロジェクトは、学生にとっては貴重な実践的な学びの機会から、職業や業務に対する理解を深めるとともに、将来のキャリアを考えるきっかけとすることを目的としています。
イプソスにとっては、社会的責任の一環として、地域社会や教育機関との連携を深めることを目指しています。

 

 

産学連携プロジェクトの概要

2025年度のプロジェクトでは、学生にマーケティングリサーチ業界とマーケティングリサーチャーという職業を深く理解していただくことを目的に、2つのステップからなるプログラムを実施しました。

ステップ1では、マーケティングリサーチャーの仕事の魅力や役割についての講演を行い、理解を深めてもらいました。さらに、「炭酸飲料」という学生にとって身近なテーマを題材としてワークショップを実施しました。身近な関心事を通じて、学生たちは調査における仮説の立て方や、正しい質問の仕方などを実践的に体験しました。

ステップ2では、「若者のアルコール離れ」やお酒は飲めるけど、あえて飲まない「ソバーキュリアス」といった学生に身近なテーマを題材とした実際の自主調査データを使用して、集計と分析までのプロセスを体験できる全2回にわたるワークショップを実施しました。仮説を基にした調査設計と調査票の作成、およびデータ分析の重要性を深く理解し、理論と実務を結び付けた実践的なスキルを培うことができました。

産学連携プロジェクトの様子

 

調査結果

調査テーマ「ノンアルコール飲料実態把握調査」

 

アルコール飲料まとめ

 

ノンアルコールは「自宅で一人」が主流

ノンアルコール飲料は「職場の飲み会」などの社交シーンよりも、「自宅でくつろぐ時(36%)」や「自宅での食事中(33%)」など、プライベートな空間で一人で飲まれる傾向が強いことが分かりました。「癒やし」や「リラックス」が主な飲用動機となっています。

 

30代が牽引するノンアルコールの「ポジティブな選択」

ノンアルコール飲料を「週1回以上飲む」割合は30代が64%と最も高く(50代は41%)、日常的な飲用が定着しています。また、30代は「美味しいから」という飲用動機や、「積極的に選びたい新しい飲みもの」という回答が50代の約2倍に達しており、代替品ではなく「新しい飲み物」として好意的に受け入れられています。

 

「あえて飲まない」ことを選択する頻度がよくある・時々あるは全世代で7割超え

飲める状況でも「あえて飲まない」ことがよくある・時々あると回答したのは全体の74%に達しました。その理由は「会話を楽しむため」というよりも、「健康意識」や「翌日のパフォーマンス維持」が全世代共通のトップ理由となっており、自己管理の一環としてノンアルコールが選ばれています。

※本調査におけるノンアルコール飲料は、「ノンアルコールビール、ノンアルコールカクテル、ノンアルコールワインなど、アルコールの代替として飲用されることを想定して作られた、アルコール分を1%未満に抑えた飲み物」と定義しています。

 

【調査背景】
この調査は、若者のアルコール離れや「ソバーキュリアス」といったトレンドに対し、実際の生活者の意識や行動実態をデータで明らかにすることを目的として行われました。

 

【調査概要】
調査方法:イプソスデジタルプラットフォーム「FastFacts」を使用したオンライン調査
調査対象:日本全国 20-59歳男女(ノンアルコール飲料3ヶ月以内飲用者かつ飲酒可能者)
分析サンプル数:200
調査時期:2025年8月
実査機関:イプソス

 

 

今後の展望

この産学連携プロジェクト継続的に実施し、学生のキャリア形成に寄与するとともに、業界の未来を担う人材を育成していきます。また、イプソスと同志社大学との協力関係を継続し、マーケティングリサーチ業界の活性化、社会全体への貢献をさらに進めていきます。

 

【同志社大学について】
同志社大学は、1875年京都の地に設立された同志社英学校をルーツとする、14学部・16研究科で構成される総合大学です。創立者、新島襄の教育にかける情熱を現代にいたるまでの150年以上にわたり、建学の精神「良心教育」に基づいた「良心を手腕に運用する人物」を養成し、経済・政治・宗教・教育・社会事業など、多方面で 活躍する人物を広く社会に送り出し続けています。
ウェブサイト:https://www.doshisha.ac.jp/index.html

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