使い捨ての世界:プラスチック容器包装と廃棄物の問題

イプソスがグローバルで実施した調査によると、10人に8人が、メーカーは包装廃棄物を減らす義務を負うべきだと考えています。

plastic packaging and waste | Ipsos | Global Advisorイプソスが実施したグローバルアドバイザー調査の最新の結果では、調査対象国の80%の人が、メーカーは自分たちが製造するパッケージのリサイクルと再利用を支援する義務があると答えています。この意見は、調査対象となった28カ国のそれぞれで、消費者の過半数が支持しています。このうち18カ国では同意が80%を超え、特にセルビア(93%)、ペルー、ロシア(いずれも88%)では広く支持されています。

人々は「変化の準備ができている」と言います。調査対象国の消費者の75%が、できるだけ包装の少ない製品を買いたいと考えており、イギリス、ハンガリー、ペルーでは81%、セルビアでは86%に達しています。

また、調査対象者全体の71%が、使い捨てプラスチック製品はできるだけ早く禁止されるべきだと考えており、そのような動きへの支持は、調査対象国のうち19カ国で70%以上に達しました。しかし、日本の調査対象者の支持率は38%で、28ヶ国中最も低い結果となりました。

この調査では、メーカーが製品を変更することで得られる潜在的な利益について指摘しています。世界の消費者の75%(日本では52%)が、「より良い環境をつくるために変化するブランドについて、より良い印象を持っている」と回答しています。

変化のとき

同時に、本調査では、プラスチックの使用量を削減するために、人々が個人的にできることには限界があることも指摘しています。調査対象国の28カ国すべてで、63%が「もし買い物場所を変えることで包装材の使用量を減らすことができるなら、変えることをいとわない」と答えています。しかし、この数字は世界で最も裕福な市場の多くでは60%以下に落ち、日本では通常の買い物習慣を変える準備ができている割合は48%です。

本調査では、自身が住む地域の家庭のリサイクルサービスに対する人々の評価に大きな違いがあることがわかりました。ロシアとセルビアでは満足しているのは4分の1以下(それぞれ24%、22%)ですが、スウェーデンとカナダでは70%です。

同様に、家庭でのリサイクルのルールが明確になっている点については、国によってばらつきがあります。ベルギー(72%)やドイツ(70%)では、「明確になっている」と回答した人の割合が高くなっています。その対極にあるのがセルビア(22%)とロシア(21%)の評価でした。

調査対象国である28カ国を見渡してみると、リサイクルの限界を最も認識しているのはイギリスで「すべてのプラスチックがリサイクル可能である」と信じているのはわずか24%でした。それに対し、全体の平均は55%、ポーランド(67%)、セルビア(69%)、ペルー(74%)では、3分の2以上が「リサイクル可能である」と信じているという結果でした。

パッケージ・イノベーションのグローバル責任者であるイアン・ペイン(Ian Payne)は、次のように述べています。 「メリットや価格を犠牲にすることなく、より持続可能なパッケージを提供するブランドには、競争優位性がもたらされる。イプソスの調査では、人が行動を支援するシステムによって動機付けられた場合、ポジティブな結果が得られる可能性が高いことが示されている。仕分けや廃棄が容易な容器包装は、社会全体に目に見える成果をもたらし、良識ある行動を促すだろう。」

イアン・ペインは最近の論文「The Third Moment of Truth: Why sustainable packaging became a corporate necessity」の著者であり、これについてポッドキャストでさらに詳しく論じています。

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