人口の変化は、必ずしも良いことでも悪いことでもありません。しかし、それは大きなことなのです。そして、世界の未来への影響は甚大です。
21世紀を決定づける大きな出来事は、世界の人口が減少に転じる30年後くらいに起こるでしょう。
これを聞くと、多くの人が驚きます。しかし実際には、地球の人口はコントロールできないほど増えているわけではありません。むしろ、人口減少に向かっているのです。現在78億人の人口を抱える人類は、減少に転じるその時までに85億人に到達し、現在と同程度に減少して今世紀を終えるでしょう。
この傾向は、一握りの国だけではなく、あらゆる場所で起こっています。減少を促す力はすでに存在しており、私たちは今日、生活のさまざまな場面でその影響を感じています。
このペーパーでは、世界の人口構造が縮小・変化するというシナリオを想定し、その推進要因（都市化や女性の地位向上など）、関連するトレンド（メインストリームの成熟化など）、新型コロナウイルスがもたらす可能性のある影響、社会やビジネスへの影響などについて考察しています。
2021年アースデイに向けたウェビナー「Dynamic Planet」で、イプソス・パブリックアフェアーズ担当CEOであるDarrell Brickerがこれらの調査結果を発表しています。また、こちらからプレゼンテーションをダウンロードしていただけます。
このトピックについては、Darrell Brickerの共著『Empty Planet 』で詳しくご紹介しています。
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