アジア太平洋地域の74%はグローバリゼーションは自国にとって良いことだと考えている
グローバリゼーションの恩恵について、いまだに世界は二分されています。旅行の増加、文化交流の拡大、安価な製品の台頭(低い労働コストと国際的なサプライチェーンの発達によって促進される)は、多くの人々にとって大きな利益をもたらします。しかし、地域文化の希薄化、ライフスタイルの均質化、消費主義の高まり、排出量の増加、居住地の消失の加速化など、グローバリゼーションがもたらす影響は大きくなっています。
多くの人々は、グローバリゼーションはすでにピークに達しており、保護主義的な政策、より短く安全なサプライチェーン、国籍や地域コミュニティがより重視されることで、より小さく、それほどグローバル化されていない世界が生まれつつあると感じていますが、果たしてそうでしょうか?
しかし、グローバリゼーションに対する考え方が各国の経済発展や国民の生活水準と強く結びついていることは明らかで、「グローバリゼーションは自国にとって良いことだ」と感じている上位20カ国のうち、10カ国がアジア、6カ国がラテンアメリカ、3カ国が中東/アフリカとなっています。これらの新興地域から外れているのは1カ国(ニュージーランド)だけでした。
思考のきっかけ
グローバルからローカルへの流れの中で、あなたの組織はどのような位置づけにあり、その立ち位置を変えることができるのか、あるいは変えるべきなのでしょうか?
あなたは消費者が何を重視しているのか、真に理解しているでしょうか?現地生産によってもたらされるサステナビリティや 信頼性・供給スピードと、よりグローバルなアプローチによってもたらされる低コストと、 どちらを重視しているのでしょうか?