日本人の恋愛満足度「恋愛や性生活」「愛されていると感じること」 傾向変わらずー3年連続最下位

【プレスリリース】世界最大規模の世論調査会社イプソス株式会社(日本オフィス所在地:東京都港区、代表取締役:内田俊一)は、日本を含む世界30カ国23,765人を対象に、“恋愛”に関する意識調査を実施しました。調査の結果、日本人は「恋愛や性生活」「愛されていると感じること」において、今回も調査対象30カ国の中では最下位の満足度となりました。

調査の結果、日本人は「恋愛や性生活」「愛されていると感じること」において、今回も調査対象30カ国の中では最下位の満足度となりました。「パートナーや配偶者との関係」については、29カ国中(※1)27位となりました。今年も、世界各国と比べると満たされていない状態であることが明らかになりました。

※1「パートナーや配偶者との関係」に関する設問はトルコのみ調査対象外
日本人の満足度

 

【調査結果】

■日本人の満足度、「恋愛や性生活」「愛されていると感じること」が3年連続で最下位に(表①)

前年に引き続き、今回の調査結果でも日本人の「恋愛」や「愛されている感」への満足度が、3つの設問のうち2つで最下位となりました。

■日本人の男女別では、「恋愛や性生活」「愛されていると感じること」は女性の方が満足度が高く、「パートナーや配偶者との関係」においては、男女で同じ割合に(グラフ①)

グラフ1 男女別比較

 

■日本人の世代別では、「パートナーや配偶者との関係」の満足度が、全世代でほぼ同じ数値に(グラフ②)

グラフ2 世代別比較

 

■日本人の世帯収入別満足度では、すべての項目において高所得者ほど満足度が高い。これは世界平均でも同様の結果に(グラフ③)

グラフ3 所得区分別比較

 

日本人の世帯収入別(※2)の調査結果では、いずれの項目においても、収入が高いほど満足度が高くなっています。これは世界平均も同様の結果となっています。

※2)世帯別収入の分類については、各国の所得水準に応じてイプソスが分類
 

 

尚、イプソスオンラインコミュニティでは、今回の結果を受けて以下のようなコメントが寄せられました。

  • 夫婦になっても日々の感謝の気持ちを伝えるよう心がけています。喧嘩もするけど幸せ。(40代・女性)
  • 恋愛をすると不安になることも多く、あまり干渉しないようにしています。(30代・男性)
  • 恋愛はしていませんが、推し活にハマり疑似恋愛を楽しんでいます。(20代・女性)
  • 結婚して35年、かつての恋愛感情ではなく、人生を共にした同志としての尊敬や安心感がある。(60代・男性)

 

今回の調査結果について、イプソス株式会社代表取締役社長の内田俊一は以下のように述べています。
「恋愛や性生活、愛されていると感じることの2項目において、日本は3年連続で最下位となりました。しかし一方で、パートナーや配偶者との関係に関しては、他の項目よりも満足度が高く、世代や性別による大きな差は見られませんでした。言葉にせずとも、お互いの気持ちを汲み取る日本の文化が、幅広い世代に影響を与えている可能性も考えられます。今後も調査を継続し、その変化をお伝えしてまいります」

 

世界30カ国の調査結果はこちらからご覧ください。

 

【調査背景】
イプソスでは世界の人々の「恋愛」に関する意識や行動、またその変化の動向を観測し、理解するための調査を継続的に行っています。

【 調査概要 】
調査方法:イプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォーム 、IndiaBus プラットフォームを使用したオンライン調査
調査対象: 世界30カ国23,765人
インドでは18歳以上、カナダ、アイルランド共和国、マレーシア、ニュージーランド、南アフリカ、トルコ、米国では18~74歳、タイでは20~74歳、インドネシアとシンガポールでは21~74歳、その他すべての国では16~74歳
実施日: 2024年12月20日(金)から2025年1月3日(金)
調査機関:イプソス

【イプソスコミュニティについて】

マーケティングリサーチを目的として、オンライン上に設けられた、ある一定の期間集められた人々が集う場所・コミュニティです。SNS型のウェブサイトに対象者を集めて様々な意見を聴取することができます。

長年培ってきたリサーチスキル、コミュニティ専属チームによる運用ノウハウを融合し、従来の定量調査・定性調査だけでは見えてこないインサイトを提供します。詳細はこちらからご覧ください。

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