オフィスには戻りたい、でも子どもを学校に行かせるのは不安
最近のイプソスの調査によると、今後数週間のうちに職場に復帰してもよいと回答する人が増えていますが、新型コロナウイルスの大流行の中で子どもたちの通学を許可することについては同じようには感じていないということが明らかになりました。
イプソスが5月7日~10日、世界16カ国の16,000人近くを対象に実施した調査で、9カ国で過半数の対象者が「今後数週間のうちに職場に復帰してもよい」と回答しています。トップは韓国で82% 、次いでオーストラリア (71%) 、中国 (65%) 、ロシア (63%) 、ドイツ (58%) と続きました。
職場復帰に最も不安を覚えている国はブラジルとスペイン (48%) です。また、ブラジルでは5人に1人 (20%) が、今後数週間は絶対に職場復帰しないと回答しています。
一方、意見が分かれたのは南アフリカで、「復帰してもよい」と「復帰に不安を覚える」との差は3ポイントしかありません。次いで日本、スペイン(いずれも4ポイント差)、イギリス、メキシコ(いずれも7ポイント差)が続きました。
子どもの通学に関しては、イタリア、南アフリカ (いずれも56%) 、カナダ、スペイン (いずれも53%) で過半数の人々が今後数週間のうちに子どもを学校に通わせることについて不安を感じています。また、他の10カ国でも同じように考える人々が多いという結果です。
ブラジルでは5人に2人以上 (44%) が今後数週間は絶対に通学を許可しないと回答しました。次いで日本 (30%) 、米国 (28%) が続きました。
一方、今後数週間以内に子どもを学校に通学させることに不安を感じていない国は、オーストラリア (59%) と韓国 (49%) のわずか2カ国です。
世界有数の新興市場ではこの項目について意見が分かれています。中国では「通学させてもよい」と「通学に不安を覚える」との差は3ポイントしかありません。次いでロシア (6ポイント差) 、インド (8ポイント差) でした。