アジア太平洋地域の消費者の83%が、世界は急速に変化しすぎていると回答

不確実性が唯一確実なものとなっています。通貨の価値が変動し、インフレが進み、サプライチェーンが寸断され続け、政府が交代する中、多くの市場が経済的不安定さに直面しています。すでに変化の要因となっていた金融の不平等は、パンデミックの渦中悪化しました。世界のいたるところで、ジェンダー、人種、民族、そして宗教に基づく平等を勝ち取るための闘いが話題をさらっています。人々は何をよりどころに自信を見出せるのでしょうか?また、不確実な情勢の中でどうすればリスクを回避できるのでしょうか?

パンデミック以前に、多くの国で貧富の差が拡大し、2021年にはインフレと金利が記録的な水準に達し、益々広がりを見せています。しかし、現在多くの市場で経済状況が改善されているように見えます。一方、その日暮らしを強いられる人々にとっては不安が続いており、不況の予感がさらなる不安を引き起こしています。
世界の少数民族や宗教的マイノリティに対する虐待、ジェンダー不平等、組織的な人種差別にいたるまで、さらなる不平等が溢れています。ロシアのウクライナ侵攻やそれに伴うエネルギー危機などの地政学的な懸念は、気候に関連する災害の悪化と同様に、不確実性に拍車をかけています。そして、新型コロナウイルスを根絶するための総力を挙げた努力にもかかわらず、未だ世界中に蔓延し続けています。
人々は短期的にも長期的にもこうした不平等や不確実性に無数の方法で対処しています。明日がどうなるかわからない状況では大きな決断を下すことは難しく、人々はそのような環境下で確実性と安全性を切望しています。
思考のきっかけ

組織に対する信頼は依然として高いものの、ダメージも受けています。人々はどこに確実性と真実を求めるの でしょうか?あなた自身とあなたのコミュニケーションが信頼を得るためには、どうすればいいのでしょうか?
労働やサプライチェーンの問題、市場の不確実性に直面する中で、顧客や人々にいかに一貫性をもたらすことができるのでしょうか?