イプソス・アップデート 2019年3月

イプソスがグローバルネットワークを活かし、世界の最新リサーチ事情やイプソスの考察を定期的にまとめる「イプソス・アップデート」。2019年3月のまとめをご案内いたします。今月は世界の人口の将来、高齢化、および自動化に対する姿勢についての最新の研究を紹介しています。また、アジアの母親、日本社会、およびブランド構築のための広告キャンペーンに関する新しいホワイトペーパーも掲載しています。

2019年3月のまとめでは、以下の内容を紹介しております:

  • EMPTY PLANET:世界人口減少の衝撃 – 世界は人口過剰になるという予測とは対照的に、ダレル・ブリッカー(Darrell Bricker)とジョン・イビットソン(John Ibbitson)は、人々は意識的に、家族として持つ子供の人数をより少なく抑えようとするため、将来、人口は減少すると予測しています。また、彼らは新著「Empty Planet(人のいない惑星)」で、この現象によってプラスの結果が広範に生まれると論じており、その詳細についても探求しています。
  • 永続的に生きる:高齢化の未来 – Z世代は、「破壊的」な世代として最も注目を集める傾向があります。しかし、イプソスの新レポートでは、人口高齢化に伴い、基本的な人口動態が変化しているという実態を踏まえ、その裏の意味を読み取り探求しています。2050年までに、60歳以上の人口は20億人を超えるでしょう。このレポートには、30か国の人々がこの問題全体についてどのように感じているかを調査したグローバルアドバイザー調査のデータも掲載されています。
  • 「自動化」に対する世界の態度 – イプソスとWorld Economic Forum(世界経済協議会)によるレポートシリーズの第2弾では、「自動化」についての考察が掲載されています。同調査によって、26か国の人々の回答から「自動化は、プラスの影響を社会に与える」と感じる傾向が、「マイナスの影響を与える」の平均2倍であることが判明しました。しかし、10人中3人は「自動化によって、自身の職を失うリスクが生じる」という懸念を示しています。
  • アジアの母親が変化している – アジアにおける育児は伝統的な手法とはかけはなれたものに変化しています。イプソスの調査「Mothering Excellence(育児の優越性)」をもとに著したラデカ・ロイ(Radhecka Roy)によるレポートでは、現在の育児トレンドを明かにしています。さらに同レポートでは、どのようなブランドであればアジアの母親たちとつながることができるのかを考察しています。
  • 日本にスポットライトをあてる – ディアナ・エルストロム(Deanna Elstrom)と日本のイプソスチームが作成した日本社会に関する2つのレポートがあります。彼らはこれらのレポートにおいて、日本が最も懸念していることが「貧困」と「社会の格差」(「日本が懸念していること」調査より)である理由や、世界の中で、日本人が「有給休暇を使い切る」傾向が調査対象国の中で最も低い理由を説明しています。
  • 大胆になれ、クリエイティブになれ、そしてリサーチせよ! – クリエイティブ・エクセレンス(Creative Excellence)部門 による最新レポートでは、アルノー・デビア(Arnaud Debia)が3つのケーススタディを取り上げています。ケーススタディで紹介された3つのブランドは、勇気ある、クリエイティブな、かつ有効な広告キャンペーンを作成するために、初期コミュニケーション調査を利用しました。そして、既成概念を打ち破り、消費者の注目を集めて知名度を上げることに成功しています。
  • 御社のイノベーション調査は、最高の調査デザインで作成されていますか? – 調査を守るために、コリン・ホー(Colin Ho)とリー・マルコウィッツ(Lee Markowitz)は調査デザインに行動測定を組み込み、イノベーション調査に予測力を与える方法を紹介しています。
  • 新鮮なまま維持する – 食品・飲料業界のブランドがトレンドの波に乗り続けられるようにする目的で、ピッパ・ベイリー(Pippa Bailey)は、イプソスのグローバルトレンド調査から重要な側面を取り出し、それがいかに有益な情報や刺激を与えうるツールとなるのかを説明しています。例えば、マインドフルネスとノスタルジアを活用すれば、世界の人々の63%にあたる「インターネットへ接続している時間が長すぎる」と考えている人に対し、アピールすることができます。

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