ユースビュー(YouthView):若者の髄膜炎に対するリスク行動への理解
髄膜炎菌性髄膜炎は比較的珍しい疾患ですが、予測不可能で、急速に進行し、最初の症状からわずか24時間で死に至る可能性があります。1,2 ある研究によれば、この病気を引き起こす可能性がある細菌は、19歳の最大およそ4人に1人(24%) の鼻咽頭に無症状のうちに運ばれます。しかし、ほとんどの場合、その細菌が病気を引き起こすことはありません。3
青少年と若年成人の髄膜炎のリスク要因につながる行動を評価するため、フランス、イタリア、スペイン、ギリシャ、ポルトガルなどのヨーロッパ主要市場で、大規模な多国籍調査が実施されました。2018年に発表されたこの「ユースビュー(YouthView)」は、その調査結果をお知らせします。
主な調査結果:
- 15-24歳のおよそ3分の2(65%)と、青少年や若年成人の親の半数以上(56%) は、「若年層は他の年齢層よりも髄膜炎菌性髄膜炎に罹患するリスクが高い」ということを知りません。1
- 青少年と若年成人の41%が2週間ごとに少なくとも3つのリスク要因に関与しています(病気を引き起こす可能性のある細菌に潜在的に晒されています)。2,4,5 *
- 眠気/疲労(47%)、明るい光の嫌悪(35%)、発疹/荒れた皮膚(17%)など髄膜炎菌性髄膜炎に伴う一般的な症状を確認できたのは親の半数以下でした。#
- さらに、イタリア、スペイン、ギリシャの若者の半数以上(56%) は、髄膜炎の予防接種を受けたことがあるかどうかは分かっていません。#, **
「ユースビュー(YouthView)」(若者の髄膜炎に対するリスク行動への理解)の調査は、青少年(15-17歳)、若年成人(18-24歳)、各年齢層の若年者の親を対象とした4,500件を超えるアンケート調査に基づいています。調査は2018年2月から6月にかけてオンライン調査で実施されました。ファイザー・ワクチン(Pfizer Vaccines)***が主催する「ユースビュー(YouthView)」調査によると、ヨーロッパの主要市場では、一般的に収縮性髄膜炎菌性髄膜炎のリスクが理解されていません。
年齢、性別、地域に応じた国別代表性を確保するため、サンプルの割り付けなどを適用しました。各国の人口のプロファイルに沿ってサンプルを作成するとともに、各国のデータポイントがヨーロッパの主要市場全体のレベルに合わせて表示されるよう、それぞれにウェイトがかけられています。
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*リスク要因となる行動:コンサートやギグに行く、映画に行く、(ボーイスカウトなどの)クラブ活動に参加する、パブやバーに行く、(サッカーやラグビーなどの)チームスポーツに参加する、(ダンス、テニスなどの)スポーツクラブに行く、ナイトクラブで過ごす、(5人以上の)友人と一緒に遊ぶ
# 髄膜炎菌性髄膜炎を知っている人の中で
**髄膜炎菌性髄膜炎
***Pfizer International Operations, RCS 491 295 671 Paris, France
+ サンプルの割付は2011年Eurostat センサスのデータに基づく