イプソス |Data Dive | 新型コロナウイルス
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Data Dive:新型コロナウイルスが流行し始めた頃の人々の反応を振り返る

3年前に世界的なパンデミックが宣言された直後から、自己隔離の有効性から国境閉鎖の必要性に至るまで、5つのインフォグラフィックスで人々の見解を振り返ります。

当初は小規模で収まるかと思われたものの、丘から転がり落ちる雪玉のように、新型コロナウイルスの危機は瞬く間にスピードと規模を拡大させました。

すべては2019年末に中国・武漢で発生した原因不明の肺炎に関する入院と死亡の報道から始まりました。やがて、新型コロナウイルスとして知られるようになった警戒すべき爆発的な流行は、 2020年3月11日、WHO(世界保健機関)により正式に世界的なパンデミックとして宣言されました。

そして、日常が一変しました。

それからしばらくすると、世界中の人々はほんの数カ月前までは安っぽいSF映画に出てきそうなことをし始めました。食料品を拭いて持ち帰り、減っていく手指の消毒液やトイレットペーパーを取り合い、医療従事者に敬意を表して夜ごと鍋やフライパンを打ち鳴らしたりと、様々な行動に出ました。Gal Gadotや他のセレブがイマジンを歌っている動画は言うまでもありません。

ここでは、100年に一度と言っても過言ではない出来事が起こった当初、イプソスのグローバルアドバイザーオンライン調査プラットフォームで明らかにされた、驚くべき調査の結果を振り返ってみたいと思います。

  1. 雇用の崩壊
    初期のロックダウンは、バリスタ、美容師、ウェイトレスといった接客業の人々が一夜にして収入を失うことを意味した。とても不安な時代であった。雇用の喪失が積み重なるにつれ、新型コロナウイルスを自身の仕事やビジネスに対する脅威と捉える人の割合が2020年2月から3月にかけて上昇し、パンデミックの2週目である2020年3月19日~21日に行われた調査では、中所得者(グローバルの平均で54%)が最も懸念を示していた。 イプソス |データダイブ | COVID 19

  2. 一丸となって?
    公衆衛生の専門家たちは、この状況を打開するために皆一丸となって対処すると主張したが、実際には人々はすぐさま2つの立場に分かれた。渡航や自主隔離の対策が新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するのに役立つと考える人(14カ国の平均で46%)と、規制が効果的だとは思わない人(50%)である(残りの4%はわからないと回答)。イプソス |データダイブ | COVID 19

  3. 内向的になる
    いくつかの公衆衛生上の規制をめぐる激しい対立がすでに深まる中、国境閉鎖に関しては大多数の意見が一致しつつあった。イプソス |データダイブ | COVID 19

  4. パンを焼いたり、Zoomを楽しんだり・・・
    2020年の春、私たちはほとんど「離れて一緒にいる」状態だった。インターネット上でさまざまなことをシェアし、パンを焼いたり、Zoomで誕生日を祝ったりして暗いニュースから気を紛らわせていた。ロックダウンの初期段階では、約半数(グローバルの平均で53%)がパンデミックによって友人や家族との距離が縮まると、かなり楽観的に感じており、44%が自宅待機を新しいスキルを学ぶための時間と捉えていた。イプソス |データダイブ | COVID 19

  5. 後悔先に立たず
    パンデミック当初、人々が悲観的にならずに済んだのは、単に隔離のためだけでは無いはずだ。今にして思えば、この楽観的な考えは、この危機がすぐに終わると勘違いしていたことが原因のようだ。多くの人は、数年単位ではなく、数ヶ月のうちにこの危機が収束すると考えていたのだ。イプソスの調査によると、WHOが世界的なパンデミックを宣言した後、3人に2人(12カ国の平均で66%)が2020年6月までに事態が正常に戻ると予想していた。しかしその期待は2020年4月初めにはかなり後退(-14%ポイント)しはじめた。イプソス |データダイブ | COVID 19

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