2020年入社 A. H
プロフィール
2020年4月、イプソスに新卒で入社。大学時代は経済や統計を学び、国内と海外の大学をダブル・ディグリーで卒業。シンガポール留学時にリサーチ会社のインターンを経験したことがきっかけで、リサーチ業界に興味を持つ。イプソス入社後は、SIA(ソーシャルインテリジェンスアナリティクス)で、営業からリサーチャーまで幅広い業務を行っている。
さらなるAI活用で、リサーチに深みを出して効率化を図りたい
入社の決め手は人。居心地が良く、一緒に働いていけたら楽しいと思えた
— 入社したきっかけを教えてください。
就職活動のときにいろいろな会社の面接を受けていて、それぞれが魅力的ではあったのですが、最終的にイプソスに決めた理由は人でした。イプソスの方たちは話をしていて居心地が良く、一緒に働いていけたら楽しそうだなと感じたからです。当時、学生だった私にも、対等に接してくれる雰囲気を感じられたのが良かったですね。
SNSなど、ネット上で集めた膨大なテキストを分析して深掘りしていく
— 現在の業務内容を教えてください。
イプソスでは定量調査や定性調査を行っている部署が多いのですが、私が所属しているSIAは少し特殊で、XやInstagramなどのSNSを対象に消費者のインサイトを探っていく部署です。まだ立ち上げたばかりのため、メンバーは4名という小規模なチームになっています。まだまだソーシャルインテリジェンス自体を知らない方も多いため、クライアントに説明する際には、理解してもらえるよう丁寧に話すことを心がけています。
具体的な業務内容としては、クライアントから課題をいただいた後、その課題に対する投稿をインターネット上で集めていきます。膨大な量のテキストが集まるため、AIツールを使って集まったテキストを解析していきます。さらにそこから、どのような単語がよく使われているのかを深掘りし、「消費者はこういう行動をしているよね」「こういう心理があるよね」という結果をレポートにまとめて、クライアントに提出しています。時々、ウェビナーも開催していますが、基本的には分析していることが多いですね。
この調査が向いているのは、例えば希少疾患など、プライベートな要素が強く、インタビュー数が集まりにくいものです。インターネット上であれば、患者さん自身がブログ記事に細かい心情を書いているので、そういった情報をもとにリッチなストーリーを描くことができます。また、このような特殊な内容だと、初めて話す人にインタビューをされても本音で話しにくいと思います。しかし、インターネット上であれば、自ら発信しているものなので、心の底にあるものを知ることができます。
分析結果に対するクライアントの良い反応はやりがいに繋がる
— どのようなところにやりがいを感じますか。
ひとつは、クライアントに分析結果がおもしろいと言ってもらえることです。もちろん自分自身も、分析結果を見ておもしろいと感じていたりするのですが、クライアントからの良い反応はやりがいに繋がります。
あとは以前、疾患の分析をしていた際に、疾患を持っている患者さんの辛い部分など、本音をかなり詳しく分析できたことがありました。その結果をクライアントに渡した際、「読んでいてここまで心が苦しくなったのは初めて。ここまで患者さんの心の底にあるものは見えていなかったので、分析して本当に良かった」と言ってくださったことがあり、そのときのことは非常に印象に残っています。
リサーチ業界でも進むAI活用で、分析に深みを出したり効率化を進めていきたい
— 今後の目標について教えてください。
リサーチ業界でもAI活用が確実に進んできています。しかし私自身、まだまだ活用しきれていないところがあるため、今後もっとAIを活用していきながら、分析に深みを出したり、効率化を進めていきたいと思っています。また、リサーチや分析をしていること自体が楽しいと感じているので、さらに実力を上げ、分析者としてスペシャリストを目指していきたいです。
— 学生さんへのメッセージをお願いします。
リサーチャーは調べることが仕事なので、分からないことは徹底的に調べたいという方、探究心のある方は合っていると思います。また、イプソスでは海外拠点が多数あるため、仕事を通してグローバルな繋がりができることもあります。特に留学経験のある人は、自分の経験を生かせる環境を探していると思うので、そこも魅力的に感じていただけると思います。