ウェアラブル端末 世界最大の購入者はどんな人たち?
フィットビット(Fitbit)から、アップルのスマートウォッチまで、「ウェアラブル」の人気は、世界各地でますます高まってきています。新技術のアーリーアダプタである世界の富裕層は、先陣を切ってウェアラブル端末を購入しています。スペイン、トルコ、アメリカにおいては、ウェアラブル端末の所有率は30%を超えました。

フィットネストラッカーやスマートウォッチの人気が拡大しており、最も顕著なのは欧米市場です。また、中国(28.1%)、ロシア(23.8%)など、急激に発展を遂げている新興国には、ウェアラブルの生産者やアプリの開発者にとっての好機があると言えます。
ウェアラブル端末普及率 トップ5 | 販売ポテンシャル市場 トップ5 | |
---|---|---|
アメリカ スペイン トルコ シンガポール スイス |
1 2 3 4 5 |
ヨルダン 南アフリカ クウェート インドネシア エジプト |
世界的に見ると、ウェアラブル端末の普及率では、アメリカがランキングのトップを飾っています。アメリカの富裕層の35.5%は、各世帯でガーミン・ヴィヴォフィット(Garmin Vivofit)やフィットビット(Fitbit)などのフィットネストラッカーを所有しており、15.5%はサムスンギアやアップルウォッチなどのスマートウォッチを所有しています。
世界第2位のスペインの富裕層においては、フィットネストラッカーが最も普及率の高いウェアラブル端末です。19.5%が個人的に1つ以上のデバイスを所有しています。
普及率で3位にランクインしたトルコでは、富裕層であればスマートウォッチを所有している傾向があります。
ウェアラブル端末の所有者は想像とは違うかも
スマートウォッチとフィットネストラッカーの購入者は、テクノロジーに精通したミレニアル世代の男性だと想像されるでしょう。―――でも、そうではないのです!
ほとんどの国において、男女間の差は比較的小さいという結果でした。しかし、スマートウォッチの所有者は男性が多いのに対し、フィットネストラッカーは女性の普及率が高いのです。

ヨーロッパ、アメリカ、アジア、およびラテンアメリカにおいては、スマートウォッチとフィットネストラッカーを所有しているのは、ミレニアル世代の富裕層に偏向しています。中東やアフリカにおける普及率は、35歳以上の消費者の方が高いという結果でした。
ヨーロッパにおいては、35-44歳の女性に、フィットネストラッカーが最も多く普及していることをご存知でしたか?また、ヨーロッパの富裕層の20.3%が、今後12か月の間にウェアラブル端末を購入しようと計画していることをご存知ですか?
イプソス富裕層調査(Ipsos Affluent Survey)には、世界41か国の富裕層による、ウェアラブル、スマートフォン、および、その他多数のパーソナルエレクトロニクスの利用状況についてのデータが掲載されています。世界の最も影響力のある消費者の購入習慣についてのインサイトをご提供します。