Flair Italy 2019 – コミュニタリアンとコスモポリタン---新しい分裂

フレア・イタリアの2019年版の「10の重要ポイント」では、イタリア人の昨年の政治的・経済的発展に対する反応や、社会と市場のトレンドを概説しています。

「10の重要ポイント」は、フレアのフルレポートを章ごとにサマリー化したもので、以下のような要点にまとめられています。:

  • 目に見えない回復:2018年末には経済指標がマイナスに転じたため、景気後退への恐怖に脅かされています。この恐怖に対し、イタリア人は、相反する2種類の反応を示しています。
  • 消費は持ち直していない:イタリア人はお金の使い方に以前より慎重になっているため、消費者支出は減速し、家計貯蓄が増加しています。
  • コミュニティを形成できない:グローバル化という外的脅威から自分たちを守ろうとする共同体主義的(コミュニタリアン)な動きが見られる一方で、個人主義を追い求めるプロセスも進んでいるため、イタリア人の間に緊張状態が生まれています。
  • 用心するという原則:イタリアには、ヨーロッパとユーロ(通貨)に対し、非常に批判的な感情が見られ、この感情が優勢となっています。しかし、それに逆行する強力なトレンドも見られます。---イタリア人は、むしろヨーロッパの一国として留まる方がよいと考えているのです。「国民投票があったら“EU離脱”に賛同票を入れる」というイタリア人の割合は、たったの25%でした。
  • アイデンティティと国境:海を渡って上陸する移民の数は大幅に減少しましたが、移民に関する話は2018年まで引き続き聞かれました。10年にわたる経済危機の影響もあり、移民についての世論は分かれているようです。
  • 簡単にする:複雑さが増している現在、これに対する対応策として単純明快さが求められるようになっています。このような背景から、ブランドは、記憶に残るメッセージを生み出すようになりました。たとえば、フェレロ(Ferrero:食品メーカー)やザンボン(Zambon:製薬会社)の直接広告キャンペーンがあります。

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