Flair Brazil 2018 仮面の下、真実のとき

多くのブラジル人に、「真実を知る時」がやってきました。ブラジルでは、政治スキャンダルや汚職が何年も続き、「誤ったニュース」の数は膨大です。---今やブラジル人は、真実を見出したいときには自分自身だけを信じるようになりました。ブランド、広告、企業も、この疑惑渦巻く新時代から逃れることはできません。(11月13日発表記事の日本語訳です)

Flair Brazil 2018 仮面の下、真実のとき

2018年の大統領選挙では、人々が政治的視点でどのようなことを感じているのかが明らかになるでしょう。そのような中でも技術の台頭は続き、人口の78%は消費者コミュニケーションに不可欠なモバイル・ブロードバンドやモバイル機器を利用しています。

1. ブラジル人は、文字どおり「騙された」と感じている

ブラジル人が動揺し、そして失望したのは、メディアや政治家など、情報を伝え、統治する人間によって間違った方向に自分たちが導かれてしまったということです。今年は、「真実かどうか」という問題が非常に重要視されました。「真実が露呈し、さあ今後どうするか」、「フェイクニュース」などは、日常的に話題に上ります。無理もありません。汚職事件によって、ブラジル人の56%に懸念が生じているのです。(--- Global @dvisorの「世界中で懸念されていること(“What Worries the World”)」による)。

2. ブラジル人は真実を求めている

現在、人々は意思決定を行う対象が伝統的に定着した行動パターンであっても、それにはとらわれず、自分自身で決定を下すようになってきています。ブラジル人の消費者に何かを発信する場合は、仮面を付けてはなりません。ブラジルでは、透明性と一貫性が求められているからです。BeautyLiesTruthというウェブサイトは、「品質基準の重視が、今後、基本的なトレンドになる」ことをよく表しています。

3. ブラジル人は、よりヘルシーで、より環境にやさしい選択肢を好む

「ヘルシー」や「ナチュラル」という訴求に関して、関連性や差別化、信頼性を実現・獲得できた産業やブランドはほとんどありません。購入行動を実際に起こすとなると、「環境への配慮」は、未だに、購入を考慮するドライバーとしては二次的な位置にありますが、企業は、環境変化への影響に対する脆弱性という自社の足跡がブラジル国内に残ることの重要性を侮ってはいけません。

4. 2018年の大統領選挙では、ポピュリズムが幅をきかせることとなるだろう

ブラジルは、国家の不確かな状況、深く浸透する不満、大きくなりつつある保守的傾向のため、これまで政治には関わりのなかった人に道が開かれ、大統領にはブラジル版トランプ大統領のようなリーダー が選ばれる可能性があります。

5. ブラジルは、サンバやカーニバルの元気なイメージとは程遠い状態だ

しかし、ブラジル経済は現在、国家創立以来最悪と言われた不況からは回復しつつあります。このような中、重要な社会的変化が進行しています。人々は、自身の成長を追い求め、個人としてのアイデンティティを確認するようになっています。

6. 独身生活者の増加で、彼らの“ふるさと“となりつつあるブラジル

この市場セグメントにいる人数は、ブラジル人口の2億77万人のうち、1、000万人(ポルトガルの人口と同じ)にのぼっています。経済的には、独身生活者の可処分所得はかなりあり、年間270億ユーロの売上げを生み出しています。単身者には仕事中毒、個人主義、永遠の独身、倒れるまで遊ぶパーティ好きなどのイメージがありますが、その域を超え、家族を優先する単身者、離婚経験者、未亡人など、共通の課題や願望などを抱えた、さまざまなリアリティがうかがえます。

7. ブラジルは、ピーターパン(大人になりきれない子供)にとっての”ふるさと“でもある

30代前半の大人が両親と暮らしているケースは、ごく当たり前のように見られます。大人になるまでに、このような心理的猶予期間があることから、経済的に余裕のある、教養のある、要求の多い、遠慮なくものを言う消費者が生まれています。そして、甘やかされて育った子どもの癇癪への対応を迫られるブランドが、ますます増えています。

8. ブラジルは再び、「美しさ」を定義し直す段階に

ブラジル人女性は、製品がかつて隠していたことに光をあてたいと考えています。

あらゆる個人の特徴がますます肯定され、認知されるようになっています。それは、化粧品ブランドの既存の製品ラインアップには疑問を投げかけ、新製品開発を推進しています。

9. ブラジルでは、インターネット接続にモバイル技術を利用している人が圧倒的多数

同国は、人口の50%以上がインターネットを利用できるという環境にある79か国のグループに入っています。ITUレポートによると、総人口の78.1%がモバイルのブロードバンドサービスを利用していることから、インターネットの利用環境という観点で、モバイルが重要な役割を果たしていることがうかがえます。したがって、ブラジル人消費者に接触する場合には、コミュニケーション・チャンネルとして、モバイル・デバイスが優先的に使われます。

10.ブラジル人には、ペットの愛が必要

ペットを飼うことは、多くの人々にとって、日常生活の中の安全な感情の捌け口になっています。

ミレニアル世代にとって、ペットの世話は父母になるための準備、あるいは、それに代わる選択肢としての役割を果たします。また、ペットは若年成人たちの親にとっても、子どもたちがようやく家を出ていくとなった時には、空の巣症候群と闘うための手段となります。

 

社会