#IWD2019: 女性への暴力に関する認識ーフランス、アメリカ

「暴力の被害者になったことがある女性を知っている」人の割合は、アメリカでは半数以上 、フランスでは3分の1近くに上ります。

イプソスは、女性に対する暴行(VAW: Violence Against Women)を人々がどう認識しているか調査を行い、調査結果をレポートにまとめました。同レポートには、フランスとアメリカで報告 されているVAW事例の発生率、VAWの具体例のほか、「VAW問題の発生件数は“増加している“、あるいは”減少している“のどちらだと思うか」に対する回答データなどが掲載されています。

主な調査結果:

  • アメリカ人の半数以上が「家庭内暴力(DV)(52%)、性暴力(57%)は、この10年で増加している」と回答している。この考えについては、男性よりも女性の同意傾向が強い。
  • フランス人の回答についても、「家庭内暴力(DV)(47%)と性暴力(58%)は、この10年で増加している」に同意する割合は、アメリカ人と似たような数値であるが、男女の認識の差はアメリカよりもフランスの方が少ない。
  • アメリカでは「虐待を受けた、あるいはレイプされたと、女性が虚偽または誇張した内容を訴えている」という意見に同意する割合は25%だが、フランスでは8%のみである。
  • フランスとアメリカ両国で「パートナーによる虐待を女性が通報する場合、担当当局・部署が対処してくれると信じても問題ない」と回答した人の割合は3分の1のみである。この不信感は職場ではより顕著で、特にフランスでは「自身の雇用主は、セクシャルハラスメントや暴行の報告を深刻に受け止めてくれる」と感じている割合が15%に止まる。一方、アメリカでは雇用主に対する信頼はフランスより若干高い。
  • この調査によって、アメリカ人とフランス人は「女性に対する暴力(VAW)があった場合は、それについて発言するのを恐れていない」ことが明らかになった。一方で、家庭内での性差別、性に対する偏見、あるいはセクシャルハラスメントについては「全く発言しない」という人が3分の1以上存在している。
  • 「女性に対する暴力(VAW)」 について考えるとき、性暴力や家庭内暴力(DV)が最も頻繁に頭に浮かぶ。また、両国の回答者の半数は「ハラスメントは、VAWの一形態である」と考えている。加えて、アメリカ人の3分の2、フランス人の半数強 は、「感情的または精神的な損害は、VAWの一形態」と捉えている。ほか、女性が訴える「女性に対する暴力」の種類は、男性よりも多い傾向にある。

この調査に関するレポートは、以下のリンクからご覧いただけます。

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