新型コロナウイルス拡散の理論は市場によって異なるー神話を信じる可能性も

世界中で、新型コロナウイルスは表面上で何日も生きられると信じる人が増えています。

イプソスの最新の調査によると、コロナウイルスがどのように広がっていくかについての理解は調査対象の16か国で異なっており、新興市場などの地域では神話説がより顕著だということです。

5月28日~31日に16,000人近くを対象に行われた世界的な世論調査によると、 新型コロナウイルスは表面上で最長3日間生きることができると考える人が多く、11カ国でそう思うと回答する人がが過半数を占めました。

カナダ、イギリス(いずれも69%)、オーストラリア(66%)、スペイン、ブラジル(いずれも61%)は「そう思う」と回答する人の割合が高く、中国(32%)、インド(26%)、ドイツ、韓国(いずれも25%)、イタリア(24%)は「そうではない」という回答する人の割合が高い国でした。

しかし同時に、 新型コロナウイルスがウイルスの存在する他の国から送られてくる箱や小包によって感染するかどうかについては、さらに意見が分かれています。

新興市場のインド(54%)、南アフリカ(50%)、ブラジル(45%)、中国(42%)は、対象者が「そう思う」と回答する割合が高く、一方イタリア(66%)、ロシア(61%)、ドイツ(55%)は「そうではない」と回答する割合が高い国です。

How do you think COVID-19 spreads? | ESSENTIALS | Ipsos

薬の効果と気温の効果

新型コロナウイルスの治療に関しては、11カ国で過半数の人々はヒドロキシクロロキンがウイルスの治療法であるとは考えておらず、カナダ、イギリス(いずれも80%)、オーストラリア(73%)、アメリカ(69%)、スペイン (67%)は「そうではない」と回答する割合が高い国です。

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しかしインドの人々 (37%) は、その薬で病気が治ると信じる傾向が最も顕著です。また、抗体検査ですでに新型コロナウイルスにさらされたことが判明した場合、そのウイルスに再び感染することはないと回答する割合がが最も高く、ドイツでも28%、ロシアでも20%となっています。

一方、韓国(70%)、日本、中国(いずれも68%)は 「そうではない(再び感染する可能性がある)」 と回答する傾向が高い国です。

太陽に当たり気温が高くなれば新型コロナウイルスにかかることを防ぐことができるという”神話”の場合は、インド(35%)、ロシア(29%)、南アフリカ(27%)の人々は「そう思う」と回答する割合が高く、イギリス(73%)、カナダ(70%)、オーストラリア(63%)は「そうではない」と回答する傾向が高い国です。

子ども、動物、食品、技術

人間への感染については、「子どもが 新型コロナウイルスに感染することはない」という説に「そうではない」と回答したのは、全調査対象国で大多数に上りました。イギリス(93%)、カナダ(91%)では特に高い割合でした。「そう思う」と回答した割合が最も高かったのはメキシコで、ほぼ5人に1人 (17%) が「そう思う」と回答しました。

ペットが人間にウイルスを感染させるかどうかについては意見が分かれています。イタリア(83%)、フランス(60%)、スペイン(59%)、メキシコ(58%)、ブラジル(56%)のような被害の大きかった国は「そうではない」という回答が最も多く、中国(40%)、インド(36%)、韓国(35%)、日本(33%)などアジア諸国は 「そう思う」 という回答が3分の1を超えました。

感染予防のための食品に関しては、ニンニクを食べるとウイルスの感染が防げると回答した対象者の割合が高い国はインド(34%)と南アフリカ(14%)です。しかし15カ国では、ほとんどの人が「そうではない」と」回答しています。

最後に5Gモバイルテクノロジーについては、ウイルスを拡大しないという見方で、調査対象16か国の意見は一致しています。特にイギリス(88%)、カナダ(84%)、ドイツ(82%)がそのように回答した割合の高い国です。

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これは2020年5月28日~31日、グローバルアドバイザー オンライン調査プラットフォームを使って実施した調査の結果です。カナダ、アメリカの18歳~74歳、オーストラリア、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、インド、日本、メキシコ、ロシア、南アフリカ、韓国、イギリスの16歳~74歳までの合計15,872人を対象にアンケート調査を実施しました。可能な場合には、3月と4月に実施した過去の追跡調査の結果と2月の調査から選択した結果を参照しています。

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