2021年を振り返る

国民の意識と行動について、私たちは何を学んだのでしょうか。この1年の出来事について、私たちの調査は何を教えてくれたのでしょうか。そして、私たちの見通しはどのように変化したのでしょうか。

世界中の77%の人が、今年は自分と家族にとってより良い年になると考えていました。しかし「完全に元通りの生活になる」と考えていたのは10人に4人でした。多くの人は家で過ごす時間が長くなり、働き方、買うもの、食べるものに変化が見られました。

イプソスの「2021年を振り返る」では、グローバル調査から得られた最も印象的な知見を振り返り、その年の出来事から私たちの調査がいかに大きなストーリーに光を当てたかを紹介します。

また、小売、ブランド、社会、調査手法などに関する今年の動向についてのイプソスの分析を、世界中のチームからのペーパーとともに振り返ります。

どんな発見があったのか?

パンデミックの影響として特筆すべきは、医師の評判が上がったことです。今年イプソスが発表した世界信頼度指数 (Global Trustworthiness Index)では、世界の人々の64%が医師を信頼できると回答し、科学者を抜いて世界で最も信頼される職業となりました。

コロナウイルスは、30カ国で70%の人が自国が直面する最大の健康問題に挙げ、依然として緊急の健康問題であることに変わりはありませんが、メンタルヘルスに対する関心も高まっており、現在では世界で3番目に重要な健康問題に位置づけられています。さらに、平均79%の人が、個人の健康に関して、精神的な健康と肉体的な健康が同じくらい重要であると答えています。

Key stats from global surveys during 2021 | Ipsos

何が起こったのか?

コロナ禍に直面しても生活は継続し、人々はパンデミックがもたらす混乱と不確実性の中で生活に適応しています。ウイルスの制御や予防接種に関しての経験が国や地域によって違うため、新型コロナウイルスに対する懸念の度合いも世界各地で異なることが分かりました。

延期された東京夏季オリンピックは、パンデミックの不安定な時期に日本で開催され、世界の人々の間に複雑な感情を呼び起こしました。しかし不安な状況にもかかわらず、全体の62%がオリンピックは世界がひとつになるための重要な機会だと評価しました。

気候に関する懸念が高まり続ける中、イプソスはCOP26において、一般の人々の声を議論に取り入れ、気候変動とサステナビリティの議論にまつわる3つの神話を打ち砕くために発表しました。

74% say that their country’s economy should prioritise people and nature, rather than focusing on profit | Ipsos

イプソスの視点は?

過去1年間、イプソスは世界人口の減少、ポジティブな顧客体験の提供、消費者を理解するための「共感レンズ」の作成から、持続可能な行動を促すための調査方法と行動科学アプローチまで、幅広いテーマでホワイトペーパーを発表してきました。Ipsos Viewsの詳細は こちらでご覧いただけます。

A selection of Ipsos’ 2021 white papers | Ipsos

次は、どこへ?

2021年に発表されたイプソス世界トレンド調査(Ipsos Global Trends Survey)では、現在見られる変化の多くは、コロナ禍以前の、長く続いている既存のトレンドに起因していることがわかりました。パンデミックによって、人間の価値観や優先順位が根本的に変わったわけではありません。「Shaping 2025 and beyond」では、未来の課題と軌道をより詳しく探っています。「インサイトの未来(Future of Insights)」シリーズでは、進化するインサイトの機能と、急速に変化する人々の要求、感情、願望を理解するためにリサーチを最大限に活用する方法について、新しい考え方を紹介しています。

The new normal looks more like the old normal than we might have expected last year | Ipsos

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